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ワコールが「ウイング」「デューブルベ」の2ブランドをリニューアル オムニチャネル戦略の一環

2020年12月03日 20:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ウイング」新ロゴ Image by: ワコール
ワコールが、再成長と収益性向上の実現を目指すオムニチャネル戦略の一環として、新たなブランド戦略を始動した。第1弾として、2021年春に「ウイング(Wing)」と「デューブルベ(Dubleve)」のブランドリニューアルを実施する。

 ウイングは1975年にデビューし、量販店を中心に手頃な価格帯の商品を展開。消費者の生活様式の多様化や在宅勤務の増加により、生活やライフステージの変化にマッチした快適な機能性がブラジャーにも求められるようになったことを受けて、リブランディングの実施に至ったという。新たなブランドコンセプトに「生活する からだと 会話する Wing」を掲げ、アイテムのバリエーションや低価格帯商品を増やしていく。今後は量販店以外だけではなく、Eコマースや百貨店、直営店、ドラッグストアなど販売チャネルを拡充する。
 デューブルベは1993年にスタートし、約3000通りのサイズからジャストサイズのブラジャーをオーダーできる"ブラジャーのセミオーダー"ブランドとして、多くのリピーターを獲得してきた。ブランド名は2021年春から「ワコールサイズオーダー(WACOAL SIZE ORDER)」に変更。既製サイズでは満足できない客層にアプローチし、サイズの悩みに寄り添うというサイズオーダービジネス本来の姿勢に加えて、顧客一人一人の多様性や包括性を尊重するブランドとして展開していく。現在デューブルベを展開している店舗でオーダー商品を取り扱うほか、デューブルベの一部商品はワコールサイズオーダーでも継続して販売。デジタル技術の導入により受注作業を簡略化して展開店舗数を増やすほか、実店舗でのサイズ計測を基にしたEコマース販売にも注力する。
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