12月2日、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は、全日本選手権のあらたなファン獲得および二輪レースの認知度向上を目指す一環として、2021年から希望ゼッケンの申請受付を廃止して、ランキング順にゼッケンナンバーを指定すると発表した。
MFJは、オートバイのレースを知らない新規ファンの獲得のため、メディア媒体とWEB放送を中心にSNSなども含めて全日本選手権の情報発信の強化を図っていくことを目指しているという。
新規ファン獲得のためにはレース観戦や媒体での情報収集の際に、速いライダーを認識しやすくすることや、ライダーにスポットライトが当たることが必要だとして、ロードレース、モトクロス、トライアル、スーパーモト、エンデューロ、スノーモビルといった全日本選手権に出場する選手のゼッケンが指定されることが決定した。
そのため、2021年からは全日本選手権シリーズの各クラスの前年度におけるランキング順をもとにゼッケンを指定。この決定により希望ゼッケンの申請受付が廃止されることになった。
また、ゼッケンプレートのカラーも指定されることになり、前年度のランキング1~10位は赤地に白文字のナンバープレートカラー、11位以降は各クラス指定されたナンバープレートカラーを掲げることになった。
ナンバープレートカラーの規則においては全日本モトクロスIBOPENクラス、全日本トライアル、全日本エンデューロ、全日本スーパーモト、全日本スノーモビルは適用されない。
この決定はエントラントやライダー側には事前に説明がなかったようで、ライダーからは希望ゼッケン廃止について反対の意見が多く上がっている。