シーズンオフ恒例のファン感謝イベントとして毎年、富士スピードウェイで行われてきた『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(TGRF)』について、TOYOTA GAZOO Racingは12月3日、2020年に予定されていた同イベントの開催を見合わせると発表した。
TGRFはスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権をはじめ、WEC世界耐久選手権、WRC世界ラリー選手権など、トヨタが行うモータースポーツ活動を応援してくれたファンに対して、1年間の感謝の気持ちを込めて開かれるファン感謝イベントだ。
例年11~12月の富士スピードウェイで開催され、イベントでは国内外で活躍したレーシングカーとレーシングドライバーたちが集結。デモランやエキシビションレースが披露される他、トークショーやファンとの交流イベントなども多数行われる。
そんなTGRFだが、2020年は開催されないことが12月3日にアナウンスされた。その原因となったのは、やはり新型コロナウイルスの影響だ。
TOYOTA GAZOO Racingは、COVID-19感染拡大防止の観点と、同感染症の流行を受けて例年よりも日程が後ろに伸びる格好となったレーススケジュールがTGRFの開催を断念するに至った理由であると説明している。
モータースポーツ界に限らず、さまざまな分野や業界に影響を与え続けている新型コロナウイルスの問題。1日でも早く解決に向かい、ふたたびこのようなイベントが開催できる日常が戻ってくるのを願うばかりだ。