WEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦するハイクラス・レーシングは12月2日、3人のデンマーク人ドライバーからなる2021年シーズンのラインアップとマシンカラーリングを発表。ヤン・マグヌッセンが起用されることが明らかとなった。
コルベット・レーシングのレギュラードライバーだったマグヌッセンだが、WECへのフルシーズンエントリーはこれが初となり、アンデルス・フィヨルドバッハ、デニス・アンデルセンとともにオレカ07・ギブソンのステアリングを握る。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTLMクラスをコルベットで2度制している47歳のマグヌッセンは当初、2020年のル・マン24時間レースにハイクラス・レーシングの2台目のマシンで参戦予定だったが、チームは2台目のエントリーを取り下げていた。
マグヌッセン自身はその後、LMGTEアマクラスのJMWモータースポーツから22年連続でル・マンへの出場を果たしており、2021年もその連続記録は続くこととなりそうだ。
フィヨルドバッハは2020シーズン、WECとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦。ブロンズ・ドライバーのアンデルセンも同チームから2020年のELMSに参戦してきたが、WECは初めての挑戦となる。
2019/20シーズンに初めて世界選手権に挑んだ同チームは、フィヨルドバッハ/マーク・パターソン/山下健太というラインアップで、シーズン前半戦をグッドイヤー、後半戦をミシュランタイヤで戦った。
6ラウンドに短縮されるWECへの継続参戦を明らかにした一方で、ELMSへの参戦を続けるかどうかをチームは明らかにしていない。チームはまた、2021年1月のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間レースに参戦することを発表済みだが、そのドライバーラインアップはアナウンスされていない。