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オンワード樫山「ハッシュ ニュアンス」が1ヶ月強で売上3000万円突破 メンズ展開も視野に

2020年12月02日 18:52  Fashionsnap.com

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2021年春夏コレクションの展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
9月にデビューしたオンワード樫山が展開するD2Cブランド「ハッシュ ニュアンス(#Newans)」の売上が好調だ。デビューから1ヶ月強で3000万円を突破し、初年度の目標売上高は非公開だが達成の見込みだという。 関連記事 オンワードからECメインのシャツブランド「ハッシュ ニュアンス」がデビュー、白シャツ12型を先行販売

 ハッシュ ニュアンスでは「長く着られてイージーケア 多様な働き方をする女性たちと共に創る、新しい答えになる服」というコンセプトに基づき、自宅で洗濯可能なノンアイロン素材を採用し、エフォートレスなデザインと着心地のアイテムを提案している。ブランドのキーアイテムとなっている白シャツは、ベーシックなデザインではなくシルエットやディテールをアレンジすることで"映える"デザインを意識しているという。カラーバリエーションも豊富で、2021年春夏シーズンはサックスブルーやピンク、ブルーストライプなど8色が揃う。
 サステナビリティの観点から大量生産はせず、商品ページのPV数や雑誌の掲載ページ、アイテムを着用したインフルエンサーの投稿などを参考に売上を予測しながら追加生産を行っている。製造拠点は中国とベトナムが中心で、2週間という短期間での生産を実現。海外工場からの輸入時と消費者へ発送する際の梱包を最小限にしていることもコスト削減に繋がっている。
 購買層は30代前後の働く女性が中心。ブランドは20代の女性社員を中心とするプロジェクトチームで手掛けており、リアルな感度で"本当に欲しいもの"を具現化できる体制構築に加え、様々な職種の消費者を招いた座談会で得た顧客からの声が商品開発の要となっている。座談会は1つの商品群に対して企画から販売までの過程ごとに細かく分けて実施。インスタグラムでブランドのアイテムを投稿したユーザーに直接DMして座談会に招待することもあるという。
 シャツのほか、ホールガーメントのニットアイテムやシャツワンピースなど商品群を拡大しており、2021年春夏シーズンからはセレモニースタイルのコレクションが登場する。中心価格帯はシャツが9000~1万2000円、ニットが6000~1万円、ワンピースが1万円~。メンズアイテムや雑貨などの販売にも意欲を示している。
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■ハッシュ ニュアンス:公式オンラインストア