新型コロナウイルス感染症の検査で陽性結果が出て、少なくとも1戦の欠場を強いられることになったルイス・ハミルトンが、コメントを発表した。
メルセデスは12月1日、ハミルトンがCOVID-19のために2020年F1第16戦サクヒールGPを欠場することを発表した。ハミルトンは先週、3回検査を受けていずれも陰性であり、そのうち最後の検査はバーレーンGP決勝日の午後に行われたものだったという。
しかし翌日起床したハミルトンには軽い症状があり、同時に、バーレーン到着前に接触した人物がその後の検査で陽性だったという連絡を受けた。そのためハミルトンは検査を受けたところ、2回にわたり陽性結果が出た。
ハミルトンは隔離生活に入り、今週末のサクヒールGPには出場できなくなった。翌週には最終戦アブダビGPが控えているが、決められた隔離期間は10日間であり、アブダビで復帰できるかどうかは定かではない。
欠場が正式に発表された後、ハミルトンはソーシャルメディアを通してコメントした。
「今週末、レースができないことになり、大きなショックに打ちのめされている」とハミルトン。
「6月にシーズンがスタートして以来、僕もチームも、できる限りの予防策を取り、安全を保つため、行く先々での規則に従ってきた」
「先週は3回の検査で陰性結果が出たものの、昨日の朝に起きた時に軽い症状があり、改めて検査を受けたところ、陽性の結果が出た。そのためすぐに10日間の自己隔離期間に入った」
「今週末、レースをすることができず、ひどく落ち込んでいる。でも、他の人達を守るため、プロトコルとアドバイスに従うことが、僕にとって最優先事項だ。軽い症状があるだけで、気分はいいので、本当にラッキーだ。体力と健康を保つため、ベストを尽くしていく」
「皆さん、どうぞ体に気を付けて。いくら注意しても注意しすぎるということはない。誰にとっても心配な時期だし、自分自身のこと、そして相手のことに気を配る必要がある。前向きに行こう」
ハミルトンとメルセデスはすでに2020年ドライバーズおよびコンストラクターズタイトルを獲得済みだ。しかしハミルトンにとっては、2018年第10戦イギリスGP以来続いた連続入賞がここで途切れることになった。