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世帯年収400~600万円の子持ち世帯の生活「子ども2人が私学。旅行も外食もほぼしなくなりました」(東京都・40代女性)

2020年12月02日 07:31  キャリコネニュース

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世帯年収400~600万円というと、結婚も子育てもできるくらいの収入だろう。ただ、子どものいないキャリコネニュース読者からは、

「子どもがいないのでなんとか暮らしていけます。子どもの学費が必要になれば、生活が成り立ちません。私と同じような世帯年収の人たちが、どうやって子育てしているのか不思議です」(大阪府/40代男性/年収600万円)

という声が寄せられている。そこで、今回は世帯年収400~600万円で子育てをしている人の暮らしぶりを紹介していく。(文:林加奈)

「節約はしてないがゆとりもない」「旅行や外食は控える」

5歳の子を持つ30代の女性は「日々贅沢はできず、かといって節約生活ではなく。毎月赤字にこそならないものの、大きな貯金はありません。稼いだ分だけ使うような生活がずっと続いています。2人目は考えられません」(東京都/流通・小売系/年収400万円)と現状を語る。

他にも、子どもが大きくなるにつれ、習い事や学費などの教育費がかかることを主張する人もいる。

「年収600万円でも手取りは480万円くらい。ローンやマンション管理費などで年間200万円、食費や子どもの給食費などで月10万円。その他、学習塾に行ったら、もうほとんど残らない」(東京都/40代男性/IT・通信系)
「子どもが2人いて2人とも私学なので奨学金を借りています。旅行も外食もほぼしなくなりました」(東京都/40代女性/年収600万円/IT・通信系)

子どもを望む場合は、収入の多くを教育費用に充てなければならないと覚悟する必要があるだろう。

子どもが独立した人「持ち家の修復にお金がかかる」「妻と2人贅沢しなければ暮らせる」

では、子どもが学校を卒業した後はどうだろう。すでに子どもが自立している人たちは、

「子どもが独立すると持ち家も使い勝手が違ってくるし、あちこち直していくうちに結構な費用を使いました」(広島県/70代女性/その他/年収500万円)
「子どもたちが巣立ってホッと一安心と思いきや、今度は孫にお金がかかります」(福島県/40代女性/その他/年収500万円)

と、出費が多いことに変わりはないことを打ち明けている。ほかには、

「子どもが大学を卒業し、就職したので生活はさほど苦しくはないが貯蓄が少ない」(東京都/50代男性/IT・通信系/年収600万円)
「子どもが自立。妻と2人の生活なので贅沢しなければ暮らせます」(千葉県/50代男性/その他/年収400万円)

という声も見られた。

子どもの有無によって生活がどう変わるかは、家庭によって違うようだ。しかし、なんとかやりくりをして子どもが自立するまで育て上げれば、その後は多少の余裕が見込めるのではないだろうか。

※キャリコネニュースでは引き続き「あなたの世帯年収への不満を教えてください」や【募集】仕事を即行で辞めた人に関するアンケートを募集しています。

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