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会社を辞めたいと思ったとき 1位「人間関係が悪い」、2位「理不尽な叱責を受けた」

2020年11月30日 20:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ビズヒッツは11月30日、「会社を辞めたいと思う瞬間」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、会社勤務中の10~60代男女1000人から回答を得た。

「会社を辞めたい」と思ったことがある人は88.9%だった。「どんなときに会社を辞めたいと思うか」と聞くと、最多は「職場の人間関係が悪い」(206人)だった。

「ねぎらいや感謝の言葉がなく、評価が上がらない」


具体的には「人間関係の陰湿さを感じる。仕事でぼろぼろになった上で、人間関係で更にストレスが溜まると本当に辞めたくなる」(30代男性、看護師)といった声が寄せられた。中には「女性のマウント合戦」「さぼっている人がいてイライラする」という人もいた。

2位以降は「理不尽な扱いや叱責を受けた」(188人)、「仕事量や残業が多い/休みが取れない」(131人)、「給料が安い/ボーナスや昇給がない」(104人)と続き、人間関係の不満と会社の待遇が大きな要因となっていた。このほか、

「大きな案件、長期にわたる案件を完遂した後もねぎらいや感謝の言葉がなく、評定評価が上がらないとき」(30代男性、エンジニア)
「毎日毎日、同じ仕事を繰り返しているだけで、何の成長も変化も感じられない自分に情けなさを感じた」(30代女性、製造業)

などの声もあり、仕事におけるやりがいの面も大きく関わってくるようだ。

会社を辞めたくなった時の相談相手は、約4割が「家族」と回答。以降は「社外の人」(27.5%)、「誰にも相談しない」(19.6%)などと続いた。社内の人に相談している人は1割にとどまっている。

男女別では「誰にも相談しない」(男性:27.5%、女性:14.3%)と男性の方が相談しない割合が2倍近く高かった。

辞めたいと思っても会社を辞めない理由を聞いたところ、トップ3は「生活のため」(337人)、「転職が難しい/仕事が見つかるか不安」(223人)、「給料や待遇が良い」(116人)だった。回答者からは

「嫌なこともあるけど、給料や福利厚生などの待遇が良いので辞められない」
「ツライときに助けてくれる同僚がいる」

といった声のほか、生活できなくなることへの不安や、転職の煩雑さ、好転するとは限らないリスクなどを考えて働き続ける人が多いようだ。