au損害保険は11月27日、「自転車によるあおり運転」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、全国の車両運転者1500人から回答を得た。
6月30日から自転車によるあおり運転が処罰の対象になったことを知っている人は57.1%だった。
「シティサイクルに乗る男性に、車間距離を詰められ追いかけられた」
実際に自転車によるあおり運転を見たことがあるかを聞くと、23.1%に目撃経験があった。また、自身があおり被害を受けた人は13.9%。きっかけを聞いたところ、最多は「きっかけが分からない」(36.4%)だった。
以降は「自身の走行スピードが遅かった」(10.5%)、「自身が車線変更や追い越しをした」(6.7%)、「信号待ち、一時停止」(4.3%)、「自身がクラクションを鳴らした」(3.3%)(7人)と続いた。
さらに、どのような対処をしたかを聞くと、「すぐに逃げた」「警察へ通報した」「無視した」といった声が多数挙がった。
他方、自転車から受けたあおり運転の内容を聞くと、トップ3は「急な進路変更」(53.6%)、「危険・無理な追い越し」(40.8%)、「車間距離の不保持」(38.4%)だった。
他にも「不要な急ブレーキ」(27.2%)、「横から幅寄せをする」(25.3%)、「執拗にベルを鳴らす」(24.3%)、「逆走して進路をふさぐ」(20.8%)といった声が寄せられ、内容は多岐にわたっていた。具体的なエピソードとしては、
「一時停止で止まったら、後ろから来た自転車の男性にしつこくベルを鳴らされた」(福岡県・50代男性)
「スポーツバイクに乗る男性が、車道の中心を走って進路を妨害していた」(愛知県・50代女性)
「自転車走行区分のある歩道で左端をゆっくり走行していたところ、後ろからベルを鳴らされその後幅寄せされ睨まれた」(東京都・40代男性)
といった声が寄せられた。中には「シティサイクルに乗る男性に、車間距離を詰められ追いかけられた」(京都府・20代男性)という人もいた。