2020年F1第15戦バーレーンGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ダニール・クビアト 予選=10番手
今日の予選の流れにはとても満足している。競争力を発揮できて、とてもいい予選だった。Q2では1回だけ別のコンパウンド(ミディアム)で走行した。プレッシャーはかなり大きかったけれど、なんとかそのタイヤで通過することができた。
Q3のラップにはあまり満足していない。僕自身、いくつかミスをしたし、フロントウイングに関して少し間違った方向を選んでしまったかもしれない。
それでも強力に予選を戦って、いいポジションをつかんだ。明日の決勝で戦える位置だ。
このコースではタイヤへの負担がとても大きいから、今年走ってきた他のグランプリとは異なる状況を経験することになるだろう。これまでもタイヤで苦労したレースはあったが、明日のチャレンジは間違いなく興味深いものになる。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=9番手
赤旗が出たことやタイヤの問題などがあって、今日の予選はきつかった。かなり混乱したけれど、それは誰もが同じだったと思う。
タイヤに関しても、マシンの調整についても、いい仕事ができた。ただ、Q1最初のランではマシンに小さな問題があったし、最後のセットで走っている時には、ターン1でミスをした。0.1秒くらいのロスだけど、今日の接戦のなかではそれがポジションに響いた。だからすごく悔しい思いをしている。明日挽回したいね。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=8番手
2台揃ってQ3に進出することができてすごくいい予選になったので、チームにとってよかったと思う。でも自分自身に関しては、本当は8番手に少しがっかりしている。
週末を通して強さを見せてきたから、複雑な気分だよ。もっと上位を狙っていた。かなりの接戦で、0.1秒の差で5番手に届いた。3列目を確保できたらよかったのにね。でもこれが現実だし、決して悪いスタート位置ではない。
明日はコース上でエキサイティングなバトルをすることになるだろう。僕らにもいい位置をかけて戦える可能性がある。戦略面では特異な状況になるだろうから興味深いよ。たくさんの選択肢があって、チームごとに違う戦略で走ることになるかもしれない。タイヤのデグラデーションが鍵になる。レースが楽しみだ。
■ルノーDPワールドF1チーム
エステバン・オコン 予選=7番手
今日はマシンの感触がとてもよかった。この予選結果には大満足だよ。Q3でいいラップを走り、ダニエル(・リカルド)とはたったの0.002秒差だった。これ以上ないほどの接戦だったね!
チームがうまく管理してくれて、いい予選ができた。Q1をタイヤ1セットで通過し、Q2ではミディアムタイヤでトップ10に入ることができた。2台揃ってトップ10に入れたのは素晴らしいことだ。でも仕事はまだ終わっていない。タイヤのデグラデーションが高いから、明日のレースではいろいろなことが起こりそうだ。大量にポイントを獲るため、必死で戦うよ。
■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=6番手
トップ6に入れてうれしいよ。かなりの接戦だったが、満足いくラップを走り、上位に入ることができてよかった。Q1で新品タイヤ2セットを使ってしまって、Q3では1セットしか新品が残っていなかった。あと1回走れたら、もう少しいい結果を出せたかもしれないね。
それでも悪くない結果だし、エステバン(・オコン)が近くにいるのもよかった。コンストラクターズ選手権を考えると重要なことだ。明日はセルジオ(・ペレス)にプレッシャーをかけていく必要がある。
面白いレースになるだろうね。去年よりソフト寄りのコンパウンドになっているから、1回ストップで走れたら驚く。戦略の選択肢が多いので、明日の決勝が興味深いね。