その差、なんと1秒以上。11月28日、富士スピードウェイで開催されたスーパーGT第8戦富士の公式予選で、川合孝太がアタックした埼玉トヨペットGB GR Supra GTは、予選Q2でなんと1分34秒665というタイムを記録した。これまでの富士スピードウェイのGT300クラスのコースレコードは、2016年第2戦で、ARTA BMW M6 GT3を駆る小林崇志がマークした1分35秒707。なんと1秒以上更新したことになる。この時季ならではの至高のタイムアタック合戦を制しての、堂々のポールポジションとなった。
そんななか開催された今回のスーパーGT第8戦富士の予選では、結果だけ見ればGT300クラスはブリヂストンとダンロップがトップ6に3台ずつを送り込む構図となった。ポールポジションは先述のとおり、「タイミングよくアタックができ、コースでのポジションどりも良かったので、ああいったタイムが出せたんだと思います」という川合がドライブした埼玉トヨペットGB GR Supra GTとなった。
SUBARU BRZ R&D SPORTも、そしてポールポジションを獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GTも、逆転王座を手に入れるためにはとにかく勝ちにいくしかないメンバーだ。また予選上位につけたマシンは、すべてそれにあたる。イコール、“今年速かったマシン(もしくは、速かったタイヤをつけていたマシン)”が順当に上位につけたということだ。これも毎年の最終戦の光景だが、非常に興味深い。