2020年F1バーレーンGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=1番手/2=1番手だった。
FP1では40周を走行し、1分29秒033。FP2では28周のなかで1分28秒971をソフトタイヤで記録した。この日、全チームに2021年用タイヤをテストする機会が設けられ、メルセデスは、通常の金曜とは異なり、来年のタイヤの評価の方に集中したと述べている。
■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン フリー走行1=1番手/2=1番手
またコースに戻れてうれしいよ。このマシンで走るのが大好きなんだ。
今日は幾分テストデーのような感じだった。予選シミュレーションの走行はあまりせずに、来年のタイヤについて深く調べる作業に集中したんだ。
このコースではタイヤの挙動が前戦トルコとは全く違う。(トルコの時のように)アウトラップを速く走ってタイヤに熱を入れるのではなく、ここでは、アウトラップはゆっくり走って、タイヤの温度を上げ過ぎないようにして、オーバーヒートを防がなければならない。
マシンバランスに大満足というわけではない。路面がとても滑りやすく、ダスティだったが、皆が同じ条件だからそれは仕方ないね。明日に向けて改善するため、作業に取り組むよ。
(2021年用タイヤについて聞かれ)僕らのためにここまでタイヤを持ってきて、安全を確保してくれるピレリの人達に対して、最大限の敬意を抱いている。彼らは素晴らしい仕事をしている。
でも僕らはこの2年、同じタイヤを使ってきた。彼らはタイヤの改善のために2年の時間があったのに、僕らに提供されたのは3kg重くて1周1秒遅いようなタイヤだ。走っていていい感触はなかったし、心配になった。僕としては今のタイヤを維持する方がいい。このタイヤが彼らが持つベストのものなのだとしたら、このタイヤを使い続ける方がいいと思う。