ビズヒッツは11月25日、「初めての転職」に関する調査結果を発表した。調査は11月上旬にネット上で行い、20代で初めての転職を経験した男女554人から回答を得た。
転職をした理由を聞くと、1位は「待遇・労働環境への不満」(175人)だった。
「給料が安く体力的にも精神的にもきつい毎日」
回答者からは、
「週6勤務+サービス残業で朝から夜まで休みなく働く生活だった。このまま働きづめで若いときを過ごしていいのか悩み始めた」(26歳女性)
「長時間の残業は当たり前で上司との飲み会も必須。給料が安く体力的にも精神的にもきつい毎日だったから」(26歳女性)
などの声が寄せられた。
2位には「人間関係」(97人)がランクイン。「直属の上司がパワハラをしてきた。皆の前で怒鳴られることもあり、仕事を続けていくことが精神的に難しくなった」(26歳女性)といった体験談もあった。
以降は「仕事が合わない/望んだ仕事ではない」(96人)、「スキルアップ/新しい仕事への挑戦」(84人)、「解雇/倒産/業績悪化」(43人)、「体やメンタルの不調」などと続いた。
他方、転職で失敗したことを聞くと、最多は「転職先のリサーチが足りなかった」(98人)だった。回答者からは、
「入社後に成績のノルマがあることやシフト制であることを知った。もっと調べてから入社を検討すべきだった」(26歳女性)
「社風や給与体制、昇進、有給の取得など細かな条件を確認しないまま、最初に内定をもらった会社に決めてしまった」(24歳女性)
といった意見が挙がった。
次いで、多かったのは「もっと他の会社と比較検討すればよかった」(77人)、「前の会社より労働環境が悪くなった」(76人)、「給料が下がった」(64人)など。
また、5位には「転職先を決めてから辞めればよかった」(43人)が続いた。回答者からは、
「辞めてからの就職活動がいかに危険か分かった。決まらないと不安や孤独になるので、決まってから会社を辞めたほうが余裕をもって就職活動ができる」(27歳男性)
「とにかく焦って決めた。吟味もせず、企業分析もせず、数も受けず、拾ってくれたところに行ったら内情は大変だった」(22歳女性)
といった声が寄せられた。