ネオマーケティングは11月27日、「年末年始の帰省」をテーマにした調査の結果を発表した。調査は10月下旬に、同社運営のアイリサーチ登録モニターの20歳以上の男女(現在二府二県または一都三県在住、かつ二府二県または一都三県以外の出身者)を対象に実施。1000人から回答を得た。
今年の年末年始に帰省することについて聞くと、「よくないと思う」が計58.4%となった。帰省をしないと回答した人は63.0%で、帰省する人(14.2%)を大きく上回った。
「GWもお盆も帰れていないので、年末年始こそは帰りたい」
帰省をしない人は「コロナが流行っている県なので、帰省したくてもできない」という声があがっている。一方、帰省する人からは、
「子どもが産まれたばかりだったりコロナの件も重なって年末年始もGWもお盆も帰省できなかったので今回の年末年始こそは帰りたい」
といった声が寄せられた。
今年の帰省を「よくないと思う」という意見について、現在の居住エリア・性別でみると、1都3県在住は男性の64.4%、女性の60.4%が回答している。一方で2府2県在住は男性が53.6%、女性が55.2%で、首都圏の方が警戒意識が強いようだ。
昨年までの年末年始の帰省頻度については、「5年に1回未満の頻度」(41.5%)が最多ではあるものの、2番目が「毎年」(38.2%)。今年の帰省は14.2%にとどまっていることからも新型コロナの影響が読み取れる。
今年の年末年始の予定「親戚・家族と過ごす」「初詣」「友人と会う」が減少傾向
年末年始の帰省手段について聞いた。今年は「車」(43.7%)が最多で、昨年(44.5%)とほぼ変化がなかった。新幹線や飛行機などその他についても去年と今年の帰省手段に差は見られなかった。
今年の年末年始にやることについては、去年に比べ「親戚・家族と過ごす」が5.8ポイント減で、ほかにも「初詣」(7.3ポイント減)、「友人と会う」(5.6ポイント減)といったことにおいて、減少が顕著だった。密な場所を避けたり、感染拡大を見越して旧友との予定を中止したりしている人もいるようだ。
年末年始に旅行へ行く人に行き先を聞いた。「国内旅行(宿泊)」が78.9%、「国内旅行(日帰り)」が24.6%と国内旅行が大多数となった。国内の宿泊旅行においては、昨年から4.2ポイント増加しており、GoToトラベルキャンペーンの影響も見られる。国外旅行に行く人は8.8%となった。