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『ファンタビ』ジョニー・デップの後任にマッツ・ミケルセンが正式決定

2020年11月27日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジョニー・デップの後任に決定したマッツ・ミケルセン
映画『ファンタスティック・ビースト』第3作から降板したジョニー・デップ(57)の代役に、かねてから名前が浮上していたマッツ・ミケルセン(55)が務めることが正式に決定した。マッツは米ドラマ『ハンニバル』などで知られるデンマーク出身の人気俳優で、ジョニーが演じるはずだった史上最強の黒い魔法使い・ゲラート・グリンデルバルド役を後任する。

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映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第3作で、ジョニー・デップは前作に引き続きゲラート・グリンデルバルドを演じる予定だった。しかしジョニーは11月初めに元妻アンバー・ハードへの暴力疑惑を報じた英紙『The Sun』への名誉棄損訴訟で敗訴、ワーナー・ブラザースから同映画での降板を求められて同意したことをジョニー自身が発表した。ジョニーはすでにワンシーンを撮影しており、およそ10億円超のギャラは全額受け取ると伝えられている。


ジョニーによる降板発表後、ワーナー・ブラザースがジョニーの代役を立てる予定と明かしたが、現地時間10日には『DEADLINE』が代役にマッツ・ミケルセンの名前が浮上していると報じていた。そして現地時間25日、ワーナー・ブラザースはマッツがジョニーの代役に決定したことを正式に発表したのである。

マッツは先週、『IGN』からの電話取材に応じて「今のところ、その話は噂でしかないよ。あなたと同じように、新聞で読んだ情報しか知らないんだ。だから電話がかかってくるのを待っているところなんだ」と、語っていた。

『DEADLINE』によると、ジョニーの降板後にワーナー・ブラザースはグリンデルバルド役に適した俳優探しに奔走していたそうで、数名の名前が浮上したものの同映画のデイビッド・イェーツ監督がマッツの大ファンだったこともあり、ジョニーの後任として選ばれることになったという。同映画は現在ロンドン郊外のスタジオにて制作中で、2022年7月に公開予定だ。

デンマークの首都コペンハーゲン出身のマッツは子供の頃から体操選手として訓練を受け、プロのダンサーとしてキャリアをスタートした。後にオーフスの国立演劇学校で学び、1996年公開の『プッシャー』で映画デビュー。デンマークで多くの映画に出演し、国内の実力派俳優の1人として知られるようになった。


その後、映画『キング・アーサー』(2004年)でハリウッドに進出、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)でジェームズ・ボンドと敵対するル・シッフルや、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』(2016年)で宿敵カエシリウスなどのヴィラン役を務め、米ドラマ『ハンニバル』(2013年~2015年)の3シーズンでは、著名な精神科医で連続猟奇殺人犯ハンニバル・レクター博士を演じた。

画像は『Fantastic Beasts 2018年11月3日付Instagram「The moment has come.」』『Mads Mikkelsen Official 2020年8月28日付Instagram「Mads Mikkelsen’s fantasy festival: Sick Tent.」、2020年6月18日付Instagram「#throwbackthursday: Kaecilius in Doctor Strange, 2016.」』のスクリーンショット
画像は『Mads Mikkelsen Official 』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)