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メーガン妃、今年7月の第2子流産を告白 夫妻にとって「耐え難い悲しみ」

2020年11月25日 21:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

7月に流産していたことを激白したメーガン妃(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月11日付Instagram「Today is International #DayoftheGirl, a day observed globally and created by the United Nations to acknowledge the gender inequality that exists worldwide.」』のスクリーンショット)
英メーガン妃(39)がこのほど『The New York Times』に寄稿した記事が掲載され、今年7月に夫ヘンリー王子(36)との第2子を流産していたことを激白した。メーガン妃は長男アーチーくん(1)を抱いていた際に強いけいれんを感じたと明かし、流産は夫妻にとって「耐え難い悲しみ」だったことを綴っている。

『The New York Times』は現地時間25日、メーガン妃が寄稿した「The Losses We Share(私達が共有する喪失したもの)」と題する記事を公開した。文中でメーガン妃は、米国に移住後の7月に夫ヘンリー王子との第2子を流産した体験を生々しく明かした。妃は「子供を失うということは、ほとんど耐え難い苦しみを背負うことを意味します。多くの人が体験しているが、語られることはほとんどないのです」と記している。

今年7月のある日の朝、メーガン妃はいつものように朝食を摂り、飼い犬に餌を与え、アーチーくんのオムツを交換していた。その直後、腹部に強力な痛みが走ったという。

「鋭いけいれんを感じたのです。アーチーを抱きかかえたまま床に倒れた後、お互いを落ち着かせるために鼻歌で子守唄を歌いました。何かがおかしいと感じた私の感覚とは対照的な、陽気な歌でした。」
「私の第1子を抱きしめていた時、第2子を失くしたことを知りました。」
「数時間後、私は病院のベッドに横たわり、夫の手を握っていました。夫の手のひらはじっとりと感じました。私は2人の涙で濡れた彼の手指の関節にキスをしました。冷たくて白い壁を見つめると目の前がかすんでいて。そして、これから私達はどうやって立ち直れるのかを想像してみたのです。」

病院のベッドのそばで悲しむヘンリー王子の姿を見たメーガン妃は、「夫は粉々になった私の破片を抱えようとしているようだった」と振り返り、心の傷を癒す唯一の方法はまず「大丈夫?」と尋ねることに気付いたという。

その後メーガン妃は、昨年に南アフリカでの公務をこなした時のことを綴った。当時、長期にわたる公務やアーチーくんへ母乳を与えていたことで疲れていたが、公の場では勇敢な顔を保とうとしていたそうだ。

そんな折、ジャーナリストが「大丈夫ですか?」と尋ねてくれたことがメーガン妃の心に灯りを灯した。ジャーナリストの心遣いに感謝した妃は「心配してくれてありがとう。私に大丈夫かなんて聞く人はほとんどいないのよ」と答えたという。

「私は正直に答えました。私の発言が新米ママや年配の方、黙って耐えていた方といった多くの人の心に響くとは知らずに。私が思わず返した言葉は、人々に自分の真実を明かす許可を与えたように思えたのです。」
「だけど私を最も助けてくれたのは、正直に答えることではなく、質問そのものだったのです。」

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月11日付Instagram「Today is International #DayoftheGirl, a day observed globally and created by the United Nations to acknowledge the gender inequality that exists worldwide.」、2019年9月25日付Instagram「Arch meets Archie!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)