2020年F1第12戦ポルトガルGPでアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトのシートベルトに問題が発生したことについて、FIAが調査を行っていたことが分かった。FIAは、安全上の問題はなく、対策もなされたという結論を出している。
10月のポルトガルGPで、最後のピットストップの後、クビアトは無線でチームに向けて「シートベルトがまた外れた」と報告し、「安全ではない」状況であると付け加えた。
しかしアルファタウリはクビアトに対して、残り10周をそのまま走るように指示したという。
8月のスペインGPではフェラーリのシャルル・ルクレールが、スピンの後にシートベルトを外し、ハーネスを締めないまま2周走行するという一件があった。
FIAはクビアトのシートベルトの件について調査を行った結果、チームにもドライバーにも規則違反にあたる行為はなかったとの結論を出した。
「調査と話し合いの結果、彼のシートベルトは外れていなかった(ことが分かった)」とFIAレースディレクターのマイケル・マシはコメントした。
「そういう言い回しが使われただけだ。確かに少し緩んでおり、それに関してチームはプロセスを変更した。それは良いことだ」
アルファタウリは内部調査を行い、問題を修正したと、クビアトは述べている。
「それについてはチーム内で調査を行った。それによって状況を理解できたと思う」とクビアト。
「分析し、修正した。再発はしないだろう」
「もちろん、ああいうことが起きたのはいいことではなかった。でもこのことは僕らチームの問題であり、問題はすでに解消した」