11月22日、ピレリスーパー耐久シリーズ2020第4戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』の決勝レースがツインリンクもてぎで行われ、最高峰ST-Xクラスは888号車HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3(山脇大輔/ショウン・トン/根本悠生)が第1戦富士24時間以来となる今季2勝目を手にした。
2周目、2番手争いを繰り広げる888号車HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3のショウン・トンと9号車MP Racing GT-Rの柴田優作が接触し、888号車はポジションを4番手まで落としてしまう。2台の接触の間に31号車DENSO LEXUS RC F GT3の嵯峨宏紀が2番手に浮上した。
これで31号車の嵯峨がトップに浮上するが、ペースで上回る9号車MP Racing GT-Rの柴田が背後に迫る。柴田は6周目のヘアピンカーブで31号車をかわしトップに浮上するが、2周目に発生した888号車との接触により9号車にドライブスルーペナルティが課せられる。
9号車MP Racing GT-Rとのアクシデントで順位を落としていた888号車HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3だったが、ショウン・トンがハイペースで追い上げをみせ、7周目のヘアピンカーブ進入で31号車をかわし2番手に浮上すると、翌8周目に9号車がドライブスルーペナルティを消化したことで、888号車がトップに浮上した。
レース開始から1時間が経過した30周目、ペースが上がらない31号車DENSO LEXUS RC F GT3を、9号車MP Racing GT-Rがかわし2番手に浮上する。しかし、この時点でトップの888号車は9号車に対し34秒のギャップを築いていた。
このまま81号車が制するかと思われた終盤、レース時間が残り30分となった134周目に81号車DAISHIN GT3 GT-Rが4回目のピットインを敢行。給油と大八木龍一郎へのドライバー交代を行いコース復帰するが、888号車HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3のショウン・トンに先行を許してしまう。
これでトップに浮上した888号車HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3は2番手の81号車に1分以上のギャップを保ったまま、150周目にトップチェッカーを受けた。