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マイケル・J・フォックス、ダイアナ妃と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を鑑賞した日を回想「最高の夜のはずが悪夢に…」

2020年11月21日 19:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ダイアナ妃の横でずっと「我慢」していたマイケル・J・フォックス
俳優マイケル・J・フォックス(59)が米トーク番組にゲスト出演し、自身が主演した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロンドンでのプレミア上映会の思い出を語った。マイケルは上映会でダイアナ妃の隣に座ったそうで、とても気まずい思いをしたというエピソードを冗談交じりに明かした。

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映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライ役で知られる俳優マイケル・J・フォックスが、現地時間18日に米トーク番組『Tonight Show Starring Jimmy Fallon』のゲストとしてリモート出演した。

番組ホストのジミー・ファロンは、マイケルの新しい自叙伝『No Time Like the Future』を紹介し「これまでに君に関する数々の伝説を聞いてきたけど、事実かフィクションか分からないんだ。ダイアナ妃の隣に座って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観たって本当なの?」と尋ねた。

マイケルは「本当だよ。ロンドンのワールドプレミアでね」と答え、当時の思い出を振り返った。

「ダイアナ妃は僕の隣に座ったんだよ。照明が消えて映画が始まった途端、僕はあくびをするフリをしたり、腕を長く伸ばしたりしてダイアナ妃とのデートって雰囲気から脱しようとしてたんだ。滑稽だよね。」


ダイアナ妃が隣に座り、素晴らしい夜になるはずだった。しかしその後、マイケルにある悲劇が襲いかかったのだ。

「映画が始まって間もなくすると、トイレに行きたくなったんだ。残りの上映時間はずっと漏れそうなのを死ぬほど我慢していたよ。彼女には何も言えないし、そばを離れるわけにもいかない。だって彼女に背を向けることなんてできなかったからね。」

「あれは苦痛だったな。僕にとって最高の夜になるはずが、悪夢になってしまったんだ。尿意に耐えるという悪夢にね。」

マイケルの告白に爆笑したジミーは、ダイアナ妃が笑ったり拍手をして映画を楽しんでいたかを尋ねると、マイケルは「何度か笑っていたようだったよ。ただ熱狂的というわけではなかったけど」と冗談交じりに答えている。

当時のエピソードについて楽しく話したマイケルだが、実はプレミア当日、隣の席に誰が座るかを知らされていなかったという。

「映画が始まる直前まで、妃が隣に座ることに気付かなかったんだ。王室メンバーが来るっていうんで、僕らは全員立っていた。それで僕の隣の席が空いていたから、チャールズ皇太子かダイアナ妃のどちらかが座るんだろうと思ったよ。」

そして隣にダイアナ妃が来たわけだが、マイケルはこう語っている。

「もし皇太子だったら上映中、ずっと僕の隣に座っていたくはなかったと思う。でも映画鑑賞に来たのはダイアナ妃だった。彼女は素晴らしかったよ。優しい人だった。」


マイケルは今月初めに米誌『People』のインタビューで、最近は短期記憶が衰えておりセリフを覚えるのも困難になってきたと吐露。4作目の自叙伝『No Time Like the Future』では、「2度目の引退を迎える時期が来た」と俳優業からの引退を告白している。



画像は『The Tonight Show 2020年11月19日付Twitter「Watching #BackToTheFuture with Princess Diana?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)