米ジョージア州アトランタ在住のデイヴィッド・ドゥッチマンさんは2002年、41年続けてきたインターナショナルビジネスのマーケティングの仕事を引退した。その後、地元大学で講義などをしていたデイヴィッドさんは2005年、「自由な時間をより有意義に過ごしたい」とアトランタの小児病院「Children’s Healthcare of Atlanta」を訪れ、毎週火曜は小児集中治療室(PICU)、木曜はNICU(新生児集中治療室)で赤ちゃんを抱っこするボランティアとして活動を始めた。
そしてデイヴィッドさんが亡くなる数日前には、「Children’s Healthcare of Atlanta」のスタッフや患者らが14年間のボランティアの活動に敬意を表し、自宅周辺を車でパレードした。ヘリコプターが空を飛び、NICUのトラックを先頭に約30台の車がクラクションを鳴らすなどして感謝の気持ちを伝えたそうだ。
なおデイヴィッドさんは最期に、愛する家族や友人らにこんな言葉を遺している。
「私の人生は、とても豊かで充実していたよ。」
画像は『Children’s Healthcare of Atlanta 2017年11月28日付Facebook「This #GivingTuesday, consider making a donation that supports the little ones in our NICU.」、2017年11月27日付Facebook「Technology has helped NICU babies overcome many obstacles.」』『FOX 5 Atlanta 2017年11月19日付「‘NICU Grandpa’ David Deutchman, who cuddled newborns, dies after battle with cancer」』『TODAY 2017年11月17日付「‘ICU grandpa’ who won hearts by snuggling babies dies from pancreatic cancer」(Courtesy Children’s Healthcare of Atlanta)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 A.C.)