11月19日、SROモータースポーツ・グループは、2021年からオーストラリアGT選手権とオートストラリア耐久選手権が、ヨーロッパ、アメリカ、アジアに続き『GTワールドチャレンジ・オーストラリア・パワード・バイ・AWS』となることを発表した。
すでに11月18日付けでSROはオーストラリア・レーシング・グループ(ARG)と協力関係を締結し、オーストラリアGT、オーストラリア耐久を共同で管理すると発表していたが、今回の発表はそれに続くものとなる。
GTワールドチャレンジはすでにヨーロッパ、アメリカ、アジアで開催されているが、今回『GTワールドチャレンジ・オーストラリア』となることで、SROの技術規則とスポーティングレギュレーション、さらに性能調整もSROのものが採用され、マニュファクチャラーはグローバルのGTワールドチャレンジのポイントを獲得することができる。
今回の決定にともない、SROと長年の関係があり、FIA GT委員会のオーストラリア代表を務めるARGのオペレーションゼネラルマネージャーであるケン・コリアーがオーストラリアGT、オーストラリア耐久のカテゴリーマネージャーとして任命された。
「オーストラリアのGTレースをSROとARGが共同で管理するという発表は、カテゴリーが大幅に成長する素晴らしい機会だ。我々のローカルカテゴリーとSROのグローバルな経験との整合は、これまでのGTレースのやり方にいくつか変化をもたらすだろうが、オーストラリアのGTチームにマイナスな印象はみられない」とコリアー。
また、SROモータースポーツ・グループのステファン・ラテルは「GTワールドチャレンジ・オーストラリアを紹介し、グローバルなプラットフォームに4つめの大陸を追加できることを嬉しく思う」とコメントした。
「ARGと共同でチャンピオンシップを管理する機会が与えられたとき、ヨーロッパ、アジア、アメリカのシリーズに合わせるのは当然の決断だった。これにより世界中の視聴者に届け、チームとドライバーに、国際的な競争の機会を提供できると確信している」