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男児への性的暴行、元シッターの男性が一部否認「スキンシップだった」

2020年11月18日 14:02  弁護士ドットコム

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複数の男児に対してわいせつな行為などをしたとして、強制性交罪や児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などに問われている橋本晃典被告人(29歳)の公判が11月18日、東京地裁(古玉正紀裁判官)で開かれた。


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橋本被告人はこれまで、マッチングアプリを介して依頼されたシッター中や、スタッフとして参加したキャンプ中、複数の男児にわいせつ行為をしたなどとして、5歳から11歳の男児複数に対する事件で起訴されている。この日は、起訴された7件のうち4件の起訴内容について罪状認否がおこなわれた。



このうち、6月に起訴された5歳男児(当時)に対する強制わいせつ罪の起訴内容について、橋本被告人は「無罪を主張します」と述べ、それ以外の起訴内容については認めた。



●「保育士の資格を使って犯行を繰り返し」

この日、橋本被告人は頭を丸刈りにして、スーツ姿で入廷。傍聴席に一礼してみせた。検察側は冒頭陳述で、「被告人は年少の男児に対する性的欲求から、グループホームやキャンプに参加し犯行に及んだ。保育士の資格を使ってベビーシッターとして登録し、犯行を繰り返した」とした。



橋本被告人は起訴内容を問われると、一部を否認。橋本被告人の弁護人は、「下半身の接触はあったことは事実だが、入浴介護の際にスキンシップを踏まえるためにやったことで、わいせつ性はない」と主張した。



検察側によると、今後も追起訴の予定があるという。次回公判は12月23日に開かれる。