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ストラスブルゴを運営するリデアが民事再生法申請、ワールドと八木通商がスポンサー契約締結

2020年11月17日 22:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

リデア公式サイトより
セレクトショップ「ストラスブルゴ(STRASBURGO)」などを運営するリデアカンパニーリミテッド(LIDEA company limited、以下リデア)が11月17日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。帝国データバンクによると負債総額は約46億円。これを受けて、ワールドのグループ会社と日本政策投資銀行が共同出資して設立したW&Dインベストメントデザインと、八木通商がリデアとの間でスポンサー契約を締結した。 関連記事 「ストラスブルゴ」など運営、リデア創業者の田島淳滋氏が62歳で逝去

 リデアは紳士、婦人雑貨輸入卸・小売業を目的として1990年に設立。セレクトショップ「ストラスブルゴ(STRASBURGO)」の運営や、海外ブランドの小売・卸売業として事業を展開してきた。近年は積極的な出店戦略と海外子会社への投資、過剰な仕入れなどにより収益が悪化。これに加え、今年1月に前代表取締役の田島淳滋氏が急逝したことや新型コロナウイルスの影響が追い討ちをかけ、自力での再建が困難だと判断したことから、民事再生法の申請を決めた。
 スポンサー契約締結に伴い、W&Dインベストメントデザインと八木通商が新会社(名称未定)を設立。アパレル事業と、事業に必要とされる店舗を含む資産および従業員を引き受ける。なお、有利子負債については一切承継しない。アパレル事業のノウハウ注入や企画開発などの支援により、新会社による長期的に安定した収益基盤を構築していく。
 今後は新会社とリデアとの間で事業譲渡契約を締結し、民事再生法に定められた裁判所の許可を受けたうえで、事業の譲受けを速やかに実行する予定だという。
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