「ウールマーク賞」ファイナリストにカサブランカなど6組、日本からは今年もノミネートなし

ザ・ウールマーク・カンパニーが開催するデザインコンテスト「インターナショナル・ウールマーク・プライズ（International Woolmark Prize、以下IWP）」の2021年度ファイナリスト6組が発表された。 関連記事 2020年「ウールマーク・プライズ」優勝者発表、アイルランドのリチャード・マローンに栄冠

　IWPは旧IWS国際羊毛事務局が1953年に創設したウールのデザインコンテストで、当時無名だったイヴ・サンローラン（Yves Saint Lauren）とカール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）を発掘したことでも知られる。
　380人以上の応募者の中からファイナリストに選ばれたのは「ベサニー ウィリアムズ（Bethany Williams）」（イギリス）、「カサブランカ（Casablanca）」（フランス）、「ケネス・イゼ（Kenneth Ize）」（ナイジェリア）、「ルカヴァリエ（Lecavalier）」（カナダ）、「マティ・ボヴァン（Matty Bovan）」（イギリス）、「テベ・マググ（Thebe Magugu）」（南アフリカ）の6組で、昨年に引き続き今年も日本からのノミネートはなかった。
　ファイナリストは来年2月に行われる最終審査会に進み、メリノウールを使用したコレクションを披露。最優秀賞の受賞者には賞金20万豪ドル（約1500万円）が贈られる。このほか、前回新設されたカール・ラガーフェルド・アワードの受賞者には賞金10万豪ドル（約750万円）が贈られる。
こちらもチェック 「ウールマーク・プライズ」受賞デザイナーがニッティングパターンを公開、スカーフやトートバッグなど5種類