トップへ

ジェニファー・ロペス、授賞式で感動的なスピーチ「何者にだってなれる」「夢はいくつでも叶えられる」

2020年11月17日 14:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「E! People’s Choice Awards」でジェニファー・ロペスが「アイコン賞」受賞
米時間15日にサンタモニカで開催された「E! People’s Choice Awards」で、ジェニファー・ロペスが2020年度の「アイコン賞」に輝いた。様々な試練を乗り越え、まさに“グローバル・アイコン”となったジェニファーは感動的なスピーチで視聴者を魅了した。

【この記事の他の写真を見る】

米時間15日、カリフォルニア州サンタモニカのバーカー・ハンガー(Barker Hangar)にて、第46回「E! People’s Choice Awards」が開催された。毎年、映画、TVドラマ、音楽、ファッション、ポップカルチャーなどエンターテインメント界の各分野で活躍を遂げた人物、グループがファン投票によって選出され、今年は合計44カテゴリーの投票結果が発表された。

初司会を務めた歌手のデミ・ロヴァートは自身の婚約解消にふれる自虐ネタで場を盛り上げ、『Lonely』『Holy』の2曲を披露したジャスティン・ビーバーは「最優秀男性アーティスト賞」を受賞、そして話題の姉妹R&BデュオChloe x Halle(クロエ&ハリー)は息の合ったエネルギッシュなパフォーマンスを披露した。

そんな中、感動的なスピーチで視聴者を釘付けにしたのは、その年を象徴する目ざましい活躍を遂げた人物に贈られる「アイコン賞」を受賞したジェニファー・ロペスだった。プレゼンターの俳優アーミー・ハマーは、ロールモデルと呼べる人物がいない中でも常に手探りで夢の実現に向け努力を続けてきたジェニファーを称賛。ビデオ出演した女優レニー・ゼルウィガーは、何事にも真摯に向き合う姿やひたむきな情熱、そして決してブレることのない明確なビジョンで長きにわたり第一線で活躍し続けるジェニファーを「インスピレーション」「まぎれもないアイコン」と絶賛した。同じくビデオ出演したニコール・キッドマンも「あなたはまさに“アイコン”の定義そのもの」と長年の友人を祝福するのだった。

「Christian Siriano」の真っ赤なドレスに身を包み、嬉しそうにビデオ映像を眺めていたジェニファーだったが、スクリーンに双子の子供マックスくん&エメちゃんが登場し「おめでとう」「アイ・ラブ・ユー」と伝えると、思わず歓喜の声をあげサプライズに涙ぐむ場面も見られた。


ビデオメッセージが終了すると改めてマイクの前に立ち、受賞スピーチを始めたジェニファー。パンデミックにより世の中が様々な制約を強いられた2020年を、

「今年は本当に大切なこと、そうでないことを見極める一年、私にとってはその「大切なこと」―“人々(との関わり)”を改めて再認識する一年でした」

と振り返った。そして互いに助け合い、愛し合い、思いやること―すべてにおいて日々自身を奮い立たせるのは、そんな人と人との血の通った繋がりであり、仕事にも人生にも常に「愛情を持って進むこと、心の声を聞くこと、真実を語ること」の3つをモットーにアプローチしていると述べた。

元々はダンサーとしてキャリアをスタートさせたジェニファーは実は当初から女優志望で、ありとあらゆるオーディションを受けまくっていた無名時代があった。しかし「ダンサーが女優なんて無理」とダメ出しされることも一度や二度ではなく、女優として成功を収めてからも「女優が歌を歌いたいだって?」「君がビジネスウーマン志望?」と新たな夢の前には常に世間からのステレオタイプが立ちはだかるのだった。

しかし周囲のネガティブな雑音に惑わされることなく努力を重ねてきた結果、ジェニファーは正真正銘の“グローバル・アイコン”へと成長を遂げた。50歳を過ぎた今も決してそのステータスに甘んじることなく、前進を続けている。この日の「アイコン賞」受賞スピーチでは、そんな不屈の精神を貫き、次々と夢を叶え続けるジェニファーが次のようなメッセージで人々を励ます姿が感動を呼ぶのだった。

「私の本当の意味での成功は、映画の興行成績やレコードの売り上げといった数字ではありません。」
「何者にだってなれる、夢はいくつでも叶えることができる、そしてどんな生い立ちであっても自分に誇りをもつこと。世界じゅうのあらゆる年齢や人種の女性達に、そんなインスピレーションを与えることができたら、それこそが私にとっての“真の成功”なのです。」
「想像力や強い意志、決して諦めない意欲を持ってすれば、夢は無限に広がります。」

来年1月には、30年越しの夢を叶え自身のビューティーラインをローンチするジェニファー・ロペス。「美に賞味期限はない」と語るジェニファーの快進撃は、来年も続きそうな予感だ。

画像2、3枚目は『Jennifer Lopez 2020年11月15日付Instagram「#PeoplesChoiceAwards here I come...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)