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ジュード・ロウ、共演者ジョニー・デップの『ファンタビ』降板は「異常な出来事だった」

2020年11月16日 12:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジュード・ロウ「スタジオと会社の意見に合わせるしかない」ジョニーに同情も
英紙『The Sun』に対する名誉棄損訴訟で敗訴後、映画『ファンタスティック・ビースト』第3作からの降板を発表した俳優ジョニー・デップ(57)について、共演者のジュード・ロウ(47)が言及した。ジュードは、ワーナー・ブラザースによるジョニーへの降板要請は「異常な出来事だった」と明かしている。

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映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』シリーズでゲラート・グリンデルバルド役を演じたジョニー・デップは、元妻アンバー・ハードへの暴力疑惑を報じた『The Sun』に対する名誉棄損訴訟で敗訴後、ワーナー・ブラザースからの映画降板要請に同意したことを自身のInstagramで発表した。

同映画で偉大な魔法使いアルバス・ダンブルドア役を演じたジュード・ロウは『Entertainment Tonight』のインタビューに応じ、共演者であるジョニーの映画降板について触れた。

「この映画は何層にも重なった巨大な作品なんだ。僕がこれまでに出演した作品の中でも、最大級のひとつじゃないかな。」

「このような状況になってしまった時は、スタジオの指示に従うしかないんだ。それしかできない。現場に来て自分のパートを演じるようにね。」


巨大なフランチャイズの中での俳優としての立場を語ったジュードは、ジョニーの降板について「僕にとっては異常な出来事だったよ。だってあの役柄は特殊だから。ジョニーは実際に1人で1日だけ撮影をしたんだと思うよ」と驚きを隠せない様子で明かした。


ジョニーの降板に関してワーナー・ブラザース側も声明文を発表、グリンデルバルド役には代役を立てると伝えた。現在進行中の制作作業は中断されることはなく、同映画は2022年に公開予定という。

インタビューでジュードは、グリンデルバルド役からの降板を求められ同意したジョニーに対し「このようなフランチャイズにおいて、大きな決断を下すのはスタジオと会社なんだ。だから彼らの意見に合わせるしかない。僕達は、単なるチームの一員でしかないからね」と同情の念を表している。

同映画は9月20日にロンドンで撮影開始、ジョニーは1日しか撮影に参加しなかったにもかかわらず、10億円超のギャラは受け取ると報じられている。『Hollywood Reporter』によると、ジョニーは映画が制作されなかったり再キャストになった場合でも出演料を支払わなければならない「ペイ・オア・プレイ契約」を結んでいたという。

ジョニーの代役には米テレビドラマ『ハンニバル』などで知られるデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン(54)の名前が浮上したとも伝えられたが、現在のところ正式な再キャスティングについては発表されていない。

画像2~4枚目は『Fantastic Beasts 2019年3月11日付Instagram「Wands ready.」、2018年11月3日付Instagram「The moment has come.」』『Mads Mikkelsen Official 2020年10月2日付Instagram「It’s #WorldSmileDay!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)