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東急「DENTO」都心通勤者に新たな移動手段などを提供する実証実験

2020年11月14日 17:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
東急は2021年1月13日から、田園都市線沿線在住で東京都心へ通勤する人を対象に、新たな移動サービスやテレワーク環境などを提供する実証実験「DENTO」を実施する。期間は2021年4月28日までとされている。

テレワークの普及による移動や働き方の変化を踏まえ、TPOに合わせた最適な移動手段と就労場所を選択できるサービスの実現をめざす。具体策として、「快適な都心通勤を実現する移動サービス」「自宅周辺で快適に楽しくテレワークできる就労環境の提供」「移動目的および体験価値の提供」の3つの柱を推進する。

移動サービスでは、多摩田園都市地区と東京都心を往復する通勤高速バスを運行。ゆとりある車内とし、Wi-Fiも完備して移動中に作業できるようにする。都心勤務地から横浜市青葉区内の自宅まで利用できる相乗りハイヤーも、定員を半分にした上で運行する。

テレワーク環境の提供については、東急のサテライトシェアオフィス「NewWork」提携店など従来型のワークスペースに加え、東急グループのスポーツ施設や商業施設でもテレワークを可能にする。

移動目的および体験価値の提供として、通勤定期券利用者を対象に、「東急線ワンデーパス、東急バス1日乗車券の100円利用券」「大井町駅周辺の飲食店との連携による特別メニューの提供と、都心地区から店舗までのハイヤー送迎サービス」「東急グループ内外の沿線施設割引クーポン配信」「通勤高速バスの割引優待」の4つのサービスを用意。その他、一部店舗のリアルタイム混雑状況表示サービス、書籍要約サービス「Serendip」無料体験を提供する。

「DENTO」の会員登録、商品選択、決済、利用は、すべてLINEの公式アカウントトーク画面で完結する。サービス内容の詳細は12月下旬頃、改めて発表される。(佐々木康弘)