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アンバー・ハード、『アクアマン2』の降板求める署名活動を一蹴「撮影開始を楽しみにしてる」

2020年11月14日 12:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『アクアマン』でメラ役を演じたアンバー・ハード(画像は『Aquaman Movie 2019年4月22日付Instagram「Happy Birthday to our Mera, @amberheard!」』のスクリーンショット)
米女優アンバー・ハード(34)を映画『アクアマン』の続編となる『アクアマン2』から降板させる署名運動が始まり、現時点で123万人以上の署名が集まっている。このことについてアンバーは「現実的に何の根拠もない」と一蹴し、撮影スタートを楽しみにしていることを明かした。

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アンバー・ハードの元夫ジョニー・デップのファンが、このほどオンライン署名サイト「change.org」で「Remove Amber Heard from Aquaman 2(アンバー・ハードをアクアマン2から降ろそう」を設置、映画『アクアマン2』からアンバーの降板を求めた。

ジョニーは元妻アンバーへの暴力疑惑を報道し、自身を「ワイフビーター(妻虐待者)」と表現した英紙『The Sun』に対する名誉棄損訴訟で敗訴。数日後にワーナー・ブラザースから『ファンタスティック・ビースト』シリーズ第3作で演じる予定だったゲラート・グリンデルバルド役からの降板を求められ、要望に同意したことを伝えた。この知らせに激怒したジョニーのファンが映画復帰を求める署名運動を設立、同時にアンバーを非難する声も高まっていた。


そのアンバーが『Entertainment Weekly』のインタビューに応じ、『アクアマン2』への出演についてこのように語った。

「『アクアマン』が手に入れたファンからの愛と感謝の多さに、とても興奮しているの。そして『アクアマン』と(アンバー演じる)メラがこれほどの感動を得たということは、私達が戻ってくるという意味よ。撮影が楽しみだわ。」

ジョニーの『The Sun』に対する英国での名誉棄損裁判では、アンバーも出廷して証言台に立った。1月には裁判所に音声記録が提出され、アンバーもジョニーを殴ったことを認めていたが、今月初めに裁判所はジョニーの主張を棄却。新聞社の主張が実質的に真実であるとの判決を下した。なおジョニーは無実を主張し、上訴するつもりだと伝えている。

アンバーはインタビューで、メラ役降板を求める声があがっていることについても言及した。

「ソーシャルメディアなんかに見られる金銭を支払って書かれた噂やキャンペーンなどによって、キャスティングが決定されることはないわ。これらには現実に何の根拠もないのだから。」

「『アクアマン』と『アクアマン2』の映画化が実現したのは、ファンのおかげよ。来年からのスタートを楽しみにしているの。」

アンバーは2021年の撮影開始を期待すると話したが、『アクアマン2』の撮影はスタジオから正式にゴーサインが出ておらず、キャストも確定していない。パンデミックの影響のため、正式な撮影開始日も未発表のままだ。

遡ること2018年12月、米紙『Washington Post』は「アンバー・ハード:私は性的暴力に対し声をあげ、世間の怒りを買った。それは変わらなくてはならない」と題したアンバーによる寄稿文を掲載した。その中でアンバーは、2年前に暴力被害を告白したことに言及。友人やアドバイザーから女優としての仕事は二度とできなくなり、ブラックリストに載ると言われたことや、有名ブランドのキャンペーンモデルから降ろされたことなどを明かしていた。その際に『アクアマン』でのメラ役が続行できるのか―といった疑問も持ち上がったと綴っている。

画像1、3枚目は『Aquaman Movie 2019年4月22日付Instagram「Happy Birthday to our Mera, @amberheard!」、2019年3月8日付Instagram「The King of the Seven Seas would be nothing without Mera and Atlanna!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)