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WEC:ハイパーカー初テストでのドライバーの評価に「驚いた」とトヨタのバセロン

2020年11月13日 17:51  AUTOSPORT web

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2020年10月にポール・リカールでシェイクダウンされたトヨタの新型LMHマシン
WEC世界耐久選手権に参戦するトヨタGAZOO Racingは既報のとおり、2021年シーズンから『ハイパーカー』クラスに送り込むル・マン・ハイパーカー(LMH)規定の新型レーシングマシンを、2020年10月にシェイクダウンした。

 チームのテクニカル・ディレクターを務めるパスカル・バセロンはこのシェイクダウンテストを振り返り、テストに参加したドライバーからポジティブなフィードバックが多く得られたことに驚いている、と述べた。

 2021年3月にレースデビューを飾ることになるトヨタのLMH車両は、10月にマイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス、ブレンドン・ハートレー、セバスチャン・ブエミの4名の手により、南フランスのポール・リカールで初走行を行なった。

 バセロンはSportscar365に対し「我々は(LMP1に慣れ親しんだ)ドライバーたちが『重い』『遅い』『動きが鈍い』といった不満を言うのではないかと予期していた」と語った。

「しかし、すべてのドライバーが、新型マシンのドライブはとても良いものだと伝えてきた。彼らは、我々が予想していたよりもはるかにテストを楽しんでくれた」

 バセロンはポール・リカールでの3日間のセッションの詳細については説明を避けたが、新型LMHマシンはトヨタが想定したよりも多くの周回を走行したと述べている。

 マシンの正式発表は2021年1月11日に予定されているが、その60日前となる11月12日にはポール・リカールでのシェイクダウンテストにおけるティザー画像が公開されている。