ユニクロ「＋J」の売り場が公開、シックかつミニマルな世界観を体現

「ユニクロ（UNIQLO）」が、ファッションデザイナーのジル・サンダー（Jil Sander）氏とタッグを組み展開する「＋J（プラスジェイ）」の復活コレクションを11月13日に発売する。11月12日の今日、グローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」ではメディア関係者向けにコレクションの世界観を体現した売り場を公開した。 関連記事 宮沢りえがユニクロ「＋J」の発表会に登場、チェスターコートなど新作アイテム着用

　＋Jは2009年秋冬から5シーズンにわたり展開した人気コレクションで、2014年9月にも復活コレクションが販売されていたが、新作が販売されるのは約9年ぶりとなる。復活コレクションを販売するにあたり、ジル氏のコンサルティング会社とファーストリテイリングは再びコンサルティング契約を締結。契約内容は前回と同様で、ジル氏がデザイン・クリエイティブ監修を行う内容となっている。
　今回のコレクションでは「洗練されたエッセンシャル」をテーマに、ウィメンズ32アイテム、メンズ25アイテム、グッズ4アイテムを販売し、UNIQLO TOKYOの売り場では、コレクションをフルラインナップで展開。広々とした売り場はコレクションと同様シックかつミニマルな印象に仕上げ、壁にはルックのヴィジュアルを大胆に配した。

　復活コレクションは、2020年が東京オリンピック開催などのアニバーサリーイヤーであることや、ジル氏の本拠地であるハンブルグに旗艦店を今年10月にオープンしたことなどを契機に企画。ユニクロ R&D統括責任者 勝田幸宏氏とジル氏は、2011年の＋J展開終了後も2年に1回の頻度で会っており、その度に「いつかまた一緒に物づくりができたら」と話していたが、昨年11月に正式にオファーを出したという。
　勝田氏は＋Jについて「2009年に発売したコレクションが未だに着用できることが本当にすごい。時間が経っても変わらない永続的なデザインの服は、究極なサステナブルだと思う」と話し、完成した新作コレクションを「最高傑作」と評した。なお、来シーズン以降もコレクションを継続させるかについては現時点で公表していない。
　コレクションをフルラインナップで取り扱うのはUNIQLO TOKYOを含めた国内の48店舗とオンラインストアで、一部の商品は全店舗でも販売する。購入制限を設けており、店舗ではひとり1商品につき各色1点、「＋J」コレクション合計で5点まで、オンラインストアではひとり1商品につき1点まで。店頭で購入希望者が殺到した場合は、整理券や入場制限など通常の人気商品と同様のフローで対応する。オンラインストアでの販売開始時間は現時点では非公開としている。
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