IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTLMクラスに参戦するポルシェは、11月14日に決勝が行なわれる2020シーズン最終戦セブリング12時間レースにおいて、2台のポルシェ911RSRに施すスペシャル・カラーリングを公開した。
ポルシェは2020年限りで、7シーズンに渡った同シリーズへのワークス参戦を終了する。
最終レースに際しポルシェは、赤・白・青の星条旗カラーをマシンに施し、オペレーションを担ってきたコア・オートスポーツ、IMSA、サーキットやプロモーターなどの関係者、そして北米へのファンに向け「ありがとう」というメッセージを伝えるとしている。
911号車は"ポルシェ・クレスト”をかたどった白い星をあしらった青いリボンのカラーリングをまとい、赤と白のストライプが前後方向に走る。912号車は赤と青を入れ替えた形のデザインとなっており、赤でかたどられたポルシェ・クレストを、白い星が描かれた青のラインが横切る形だ。
「Thank you(ありがとう)」というメッセージは、2台のマシンのリヤウイングの下面と、ドア下にあしらわれている。
「この特別なデザインの車両で、この素晴らしいレース・シリーズとのつながりを強調し、熱心なファンに感謝の意を表したい」とポルシェのファクトリー・モータースポーツ・ダイレクター、パスカル・ズーリンデンはコメントしている。
「我々はGTLMクラスにおいて911でレースをしている間、我々のブランドがアメリカに刺激を与えることを、直接体感することができた」
「観客は常に情熱に満ちていた。彼らは911RSRを愛し、どんな時も支えてくれた」
「ポルシェAG、ポルシェ・カーズ・ノース・アメリカ、アメリカにおけるレース関係者、オペレーションを担ってくれたコア・オートスポーツ、そして誠実なパートナーの関係者全員に感謝する」
「過去7年間の大きな成功は、彼らの信頼と献身的な協力なしには不可能だった」
なお、ポルシェは今回のセブリング12時間レースにおいて、ニール・ジャニが912号車ポルシェ911 RSR陣営に加わると発表している。ジャニは912号車のレギュラードライバーであるアール・バンバー、ローレンス・ファントールとともに、最終戦に挑む。911号車はニック・タンディとフレデリック・マコヴィッキがステアリングを握る。