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キャサリン妃、戦没者追悼式典にエリザベス女王と別のバルコニーから出席

2020年11月11日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

バルコニーから戦没者追悼式典に出席したキャサリン妃(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年11月8日付Instagram「On #RemembranceSunday The Duke and Duchess of Cambridge joined The Queen and Members of the Royal Family for the annual Remembrance Day Service at The Cenotaph.」』のスクリーンショット)
英国で年に一度戦没者を追悼する式典「リメンバランス・サンデー」が執り行われ、キャサリン妃(38)をはじめとする王室メンバーが出席した。今年は例年とは異なり、エリザベス女王、キャサリン妃、カミラ夫人が外務・英連邦・開発省ビルのバルコニーに立ち、慰霊碑に花輪を献上するチャールズ皇太子とウィリアム王子の様子を見守る形で行われた。

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現地時間8日、戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」が、ロンドンの戦没者記念碑“セノタフ(The Cenotaph)”前で執り行われた。第一次世界大戦が終結した1918年11月11日の翌年、当時の英国王ジョージ5世が11月11日を戦死者へ黙とうを捧げる記念日「リメンバランス・デー」として創立、この日に最も近い日曜日を「リメンバランス・サンデー」と呼び、慰霊碑(セノタフ)の前で追悼式典が行われるようになった。

毎年の式典では、エリザベス女王をはじめとする王室メンバーが慰霊碑に花輪を捧げるが、今年はパンデミックの影響により例年とは異なる形式で執り行われた。

感染拡大が深刻なイングランド地方は、5日から2度目のロックダウンに入っている。そのため今年の式典にはセノタフ前に王室メンバーや政治家、少人数の退役軍人らが出席して、ソーシャルディスタンスを保ちながらこぢんまりとした花輪献上儀式が行われた。

慰霊碑前でチャールズ皇太子とウィリアム王子、アン王女、エドワード王子らが花輪を捧げる間、エリザベス女王とカミラ夫人、キャサリン妃が外務・英連邦・開発省ビルのバルコニーに立ち、その姿を見守った。

エリザベス女王は昨年、カミラ夫人やキャサリン妃と同じバルコニーに立ったが、今年は侍女のスーザン・ローズさんだけを伴いバルコニーに登場した。カミラ夫人とキャサリン妃の2人は、ソーシャルディスタンスを保った形で別のバルコニーに現れた。バルコニーには3人が社会的距離を保つスペースがないことから、このような形になったようだ。


キャサリン妃はこの日、特別注文した「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の黒いコートを着用、肩にタッセルが付いたミリタリー調のデザインだ。黒い帽子は「フィリップ・トレーシー(Philip Treacy)」のもので、耳にはエリザベス女王から借りたパールとダイヤモンドのドロップイヤリングを着用。胸元には戦没者追悼のシンボルである赤いポピーの造花を3つ付けていた。


式典でのキャサリン妃の凛とした姿について、SNSではこのような称賛の声があがっている。

「キャサリン妃はいつも完璧でプロフェッショナルでありながら、親しみやすい雰囲気を醸し出しているわ。」
「妃はエレガンスとスタイルの縮図よ。追悼式での彼女はとても綺麗だったわ。」
「妃を見て思いつく言葉は、気品、美しさ、優雅さ、献身、誠実さ、義務感、名誉、無私、自立、強さ、親しみやすさ、自然体、愛くるしさ…この辺で止めておくよ。」

画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年11月8日付Instagram「On #RemembranceSunday The Duke and Duchess of Cambridge joined The Queen and Members of the Royal Family for the annual Remembrance Day Service at The Cenotaph.」「They shall grow not old, as we that are left grow old.」』『The Royal Family 2020年11月8日付Instagram「“May the memory of their sacrifice and bravery remain with us always.”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)