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コンビ関係修復不可能?の流れ星におぎやはぎ・矢作が金言「ネタを考えた人とそれを面白くやってくれた人は同じくらい凄いんだよ」

2020年11月10日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

壮大な喧嘩を繰り広げた流れ星(ちゅうえい、TAKIUE)
数あるお笑いコンビの中でも、特にコンビ仲が良いことで知られるおぎやはぎ。2人のお互いを褒め合い柔らかいツッコミが展開される漫才やバラエティ番組でのやりとりからは確かなコンビ愛が見られるが、7日深夜に放送された『ゴッドタン』(テレビ東京系)の人気コーナー「腐り芸人セラピー」の中で発した矢作兼の“相方に対する考え方”は、周囲の芸人をも唸らせるほど達観したものだった。

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心に闇を抱えた“腐り芸人”たちが苦しみを吐き出し、新たな一歩を踏み出すための救済企画である「腐り芸人セラピー」。この日のゲストは結成20年を迎えた流れ星で、日頃からお互いが「相方に足を引っ張られている」と主張する2人の壮絶な言い争いが繰り広げられた。ネタを作っている瀧上伸一郎改めTAKIUEは「ダサいことだとわかっている」としながら自身の考えたネタで人気を博したちゅうえいに嫉妬していることを告白。一方でちゅうえいは「自分の案を全く受け入れない」TAKIUEに苛立ちを覚えていたそうで、本人ではなくモニターに映るTAKIUEめがけて20年分の不満を吐き出していた。

あまりにも対立する2人にアドバイスしたのは、普段ネタ作りを担当している芸人たちだ。ハライチ・岩井勇気は「僕も澤部とかに文句言いますけど」としながらも、「澤部が面白くなく見られるような悪口みたいなのは言わない」と一定のルールを持っていると明かし「TAKIUEさんがちゅうえいさんのことを面白いと思ってんのかな」とそもそも相方への信頼があるのかが疑問だと語った。


また2人のやりとりを見て「これは修復できない」とさじをなげたインパルス・板倉俊之は、「全然うちは憎しみ合いとかないですね」とコメントし「ネタを片方が書くってことに対して凄いイライラする時期があったんですけど、もう一人ネタ作れる奴と組んでたらどうなるかって考えた時に、今度はネタで揉める」と推測。「だったら俺が考えたこと100%の感じでやってくれる堤下の方がいいんじゃないかって思ってから全然腹立たなくなって」と思考の変化を語ると、これに岩井も同調していた。

それを受けおぎやはぎ・矢作兼は「瀧上が考えたことを瀧上がやっても面白くないわけじゃん」「ちゅうえいがやった方が絶対面白いんだから」とTAKIUEを説得。「そんなことない」と反論するTAKIUEに「考えた人が凄い偉いって思いすぎで、それを面白くやってくれた人は同じくらい凄いんだよ」と諭し、周囲を感動させていた。特に板倉は「矢作さんってもうなんかタモリさんクラスの…」とその達観ぶりに驚いたようだった。


この言葉には視聴者からも「これビジネスにも通じるなあ」「矢作さんの金言素敵…」と称賛の声があがった。また思わぬ形で岩井や板倉の“相方への向き合い方”も知られてよかったというファンも多く、この日の放送はいつも以上に深い内容となったようだ。

ちなみに壮大な喧嘩を繰り広げた流れ星の2人には、「おぼんこぼん師匠みたいにずっと仲悪い芸でやっていけそうなレベル」「想像を遥かに超えてやばかった」と視聴者も衝撃を受けたもよう。2人のやりとりは来週も続くが、3人のアドバイスで2人が変わることはあるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)