ユニークな姿で視聴者を驚かせたアリシア・キーズ 米時間8日、MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードがリモートで開催された。この日はドージャ・キャットやサム・スミスらが圧巻のパフォーマンスを披露したのだが、視聴者の目をひときわ釘付けにしたのは顔面を覆い隠すアリシア・キーズのラインストーン付きフルマスクだった。
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MTVヨーロッパが毎年開催する欧州最大の音楽授賞式「MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード(MTV EMA)」。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けリモート形式での開催となり、イギリスのガールズグループ「リトル・ミックス」が司会を務めた。
今年は人気DJ兼プロデューサーのデヴィッド・ゲッタ&イギリス人アーティストのレイがコラボ曲『Let’s Love』を、サム・スミスやドージャ・キャットがそれぞれ『Diamonds』『Say So』のパフォーマンスを披露したが、素晴らしい照明技術や渾身のダンスパフォーマンスなどで無観客状態ながらも圧巻の存在感を放った。また韓国の人気グループ・BTSが最優秀楽曲賞、最優秀グループ賞、No.1ファン賞、そして今年新たに設けられた最優秀バーチャル・ライブ賞の4冠を達成するといったマイルストーンも見られた。
そんななか、今年ならではのユニークなコンセプトで個性的なファッションを披露したのがアリシア・キーズだ。夜のロサンゼルスの街並みをバックにピアノの前に座るアリシアは、なんとゴージャスなラインストーン付きのフルマスクで顔面全体を覆っていた。マスクは頭からすっぽりとかぶる“バラクラバ仕様”ながらも、目の部分も覆われている。しかもよく見ると、オーバーサイズのジャケットの下に着用しているクロップドトップともマッチしているというオシャレさなのだ。
アリシアはこのフルマスクを着用したまま新曲『Love Looks Better』の前半およそ半分ほどを歌い上げ、今年ならではの斬新なコンセプトとユニークなファッションチョイスに多くの反響が寄せられた。
アリシアのSNSには、
「美しすぎる」
「まるで女神だわ!」
「なんてゴージャスなの!」
とそのきらびやか姿を称賛するコメントが殺到。その日の気分やコーディネートに合わせて、マスクもファッション小物の一部として楽しむ人が多くなった風潮を受けてかファンのなかには、
「ホリデーシーズンにピッタリ」
「マスクによる“おしゃれバトル”のハードルがこれで一気にあがった気がする」
など“ファッション・ポリス”による今年らしい目線の意見も多数見受けられた。
しかしなかには、フルマスクというコンセプトにやはり違和感を持った視聴者も少なくなかったようで、
「苦しくないの?」
「フルマスクにする必要あるかな」
「鼻も口も覆われた状態でよく歌えるね?」
「やっぱり、ちょっと不気味だな」
「まるでフォートナイトの“スキン”だよ」
といったやや否定的なツイートもあがっていた。
ファッションには賛否両論あったものの、この日のアリシアは安定のパフォーマンスで『Love Looks Better』を熱唱、人々はそののびやかな美声に酔いしれたのであった。
画像2、3枚目は『Alicia Keys 2020年11月8日付Instagram「What side of Alicia do ya’ll think this is?」、2020年11月7日付Instagram「Sometimes all you need is a good sunset and a piano especially with how this week has been」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)