2012年2月に48歳の若さでこの世を去った“伝説の歌姫”ホイットニー・ヒューストン。数々の名曲を残した唯一無二のディーバが、米時間7日に「ロックの殿堂」入り(Rock and Roll Hall of Fame)を果たした。これはロックミュージック界に大きく貢献し、かつ初シングルのリリースから25年が経過したアーティストを対象としたもので、殿堂入りを果たした暁にはオハイオ州クリーブランドのミュージアム「The Rock and Roll Hall of Fame and Museum」にその輝かしい軌跡が展示される。
2008年にロサンゼルスで開催されたグラミー賞授賞式のプレパーティーで初めてホイットニーと対面した日のことを、そのように回想したアリシア。そして2人の友情がそこから始まったこと、実の姉妹のように意気投合したことなどを明かすとともに、アリシアがプロデュースを手掛けた楽曲『Million Dollar Bill』の制作現場では終始笑いが絶えず、制作作業が終わらないかもと心配するほどだったことなどをスピーチした。
『Million Dollar Bill』が収録されたアルバム『I Look to You』は2009年にリリースされたが、皮肉なことにホイットニーにとってはこれが遺作となってしまった。