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中上貴晶「明日のカギはFP3でトップ10をキープしてQ2へ進むこと」/MotoGP第13戦ヨーロッパGP初日

2020年11月07日 12:41  AUTOSPORT web

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2020年MotoGP第13戦ヨーロッパGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
11月6日、MotoGP第13戦ヨーロッパGPのフリー走行が、スペイン・バレンシアのサーキット・リカルド・トルモで行われ、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が総合4番手となった。

 開幕前日から降り続いた雨のためFP1はウエットコンディションだったが、午後になって雨は上がり、FP2はドライコンディションに変化していく中で行われた。

 前戦テルエルGPで初のポールポジションを獲得した中上は、今大会も好調で、ウエットコンディションのFP1では着実にペースを上げて11番手、ドライコンディションとなったFP2では、フロントにソフトタイヤ、リヤにソフトとミディアムタイヤを装着して連続ラップを刻み、トップから0.338秒差の4番手で初日を終えた。

 前戦テルエルGPでは、ポールポジションから好スタートを切るも、1周目の5コーナーで転倒を喫し、リタイアとなっている。この教訓を活かしたいとコメントした中上だが、第13戦ヨーロッパGPでは初日から好調なスタートを切った。

 大会前には、同じバレンシア・サーキットで開催される第13戦ヨーロッパGP、第14戦バレンシアGPの位置づけを「ここは決して得意なサーキットではないし、自分にとって重要な2戦」とコメントしていたが、不安定なコンディションの中で着実に走行を重ねている。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶 FP1:11番手/FP2:4番手
「今日は両方のセッションともに、とてもトリッキーでした。FP1はウエットコンディションで、とにかくフィードバックを得るために周回を重ねました。FP2はミックスコンディションで、ウエットパッチがかなり残るコーナーもあり、とてもトリッキーでした」

「最後は自分のライディングスタイルを周回するごとに改善することができ、このコンディションに合わせることもできました。4番手で終えることができてよかったです。両セッションともに、パフォーマンスはかなりよかったです。正しい方向へ進んでいます。このパフォーマンスを明日もキープできることを願っています。明日のカギはFP3でトップ10をキープしてQ2へ進むことです」