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川西遼平らによる「レシス」が本格始動、鳥取にアトリエ兼ショップをオープン

2020年11月07日 09:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

川西遼平 Image by: Yoshimi Ikemoto
ロンドンとニューヨークで15年にわたり活動していたデザイナー川西遼平が帰国し、日本を拠点にするブランド「レシス(LES SIX)」の本格展開を開始した。11月8日にアトリエ兼直営店を故郷の鳥取県にオープンする。

 川西は1987年鳥取県出身。2011年にセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)のニット科で学士号を取得し、ユニクロの「Tomodachi-Uniqlo」フェローシップによってパーソンズに入学した。2015年にアメリカ軍支給品の縫製工場やニューヨークのパーソンズ美術大学、セントラル・セント マーチンズ出身者で構成されたでブランド「ランドロード ニューヨーク(LANDLORD NEW YORK)」を立ち上げ、2020年秋冬コレクションまでクリエイティブディレクターを務めた。
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 レシスは川西をはじめ、仕立て職人や彫金師、ジュエリー職人、革職人など様々な業界で活躍するクリエイターが立ち上げたファッションブランドで、2017年にスタート。幼少期と少年期を戦時中に過ごした焼け跡世代や、1960年代後期から1970年代初頭の全共闘運動の時期に大学時代を送った全共闘世代が残した創作軌跡からインスピレーションを得ており、世代を跨いでコラボレーションを行うことで時間軸の多層化を試み、日本文化が持つ可能性の再発見について思考している。これまでは小規模なコレクションを製作してきたが、本格展開にあたり2021年秋冬シーズンからプレタポルテラインを開始する。
 アトリエ兼直営店は、鳥取県と兵庫県の県境にある旧城下町の若桜町に出店。明治時代に建てられた土蔵を改装し、地元の鍛治職人と共同制作した手打ちのハンガーや、鉄筋の物干し竿、木工職人と構成した樹齢900年の天然杉の一枚板を使用した壁などを取り入れ、地元の職人と共同で空間を作り上げたという。平日17時以降と土日はアポイント制で運営する。
2017年のインタビュー "究極に無駄な贅沢" 川西遼平らが立ち上げた新ブランド「レ・シス(LES SIX)」とは?

■LES SIX STORE住所:鳥取県若桜町若桜大字若桜286営業時間:月曜日~金曜日11:00~17:00※17:00 以降及び土日はアポイント制定休日:不定休 問い合わせ:070-1870-4626 メールアドレス:info@groupe-des-six.com公式サイト