トップへ

阪急電鉄、春日野道駅でバリアフリー化工事 - 2022年度末完成予定

2020年11月05日 18:32  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
阪急電鉄は5日、春日野道駅にエレベーターや可動式ホーム柵などを設置し、ホームの安全性を確保したバリアフリー化工事を実施すると発表した。2021年度春頃から工事に着手し、2022年度末頃までに完成予定となっている。

阪急電鉄では、利用者が安全に、安心して便利に利用できるように、駅のバリアフリー化を積極的に推し進め、春日野道駅と中津駅を除くすべての駅でバリアフリー化を完了している。残る2駅のうち、春日野道駅でバリアフリー化工事を実施することとなった。

春日野道駅は、神戸本線が三宮へ延伸した1936(昭和11)年4月に開業した高架駅で、ホームや通路・階段の幅員が2.5~3.8mと狭く、JR神戸線の高架橋と市道山手幹線に挟まれていることから、ホームを拡幅してエレベーターを設置できない構造となっていた。車いす等の利用者がホーム上を安心して通行できないといった課題もあった。

そこで、ホーム東端(大阪梅田方)の通路部分を改造(ホーム延伸)することで、ホーム西端(神戸三宮方)にエレベーターを設置する空間を創出し、エレベーターを新設するとともに、可動式ホーム柵を新設し、すべての利用者が安全に安心してホームを通行できるようにする。

これにともない、駅西側に改札口を新たに設置し、多機能トイレも整備することで、神戸三宮方面から来た利用者の利便性向上も図る。その他、ホームの舗装を全面改修し、列車・ホーム間の段差や隙間を小さくするためのホーム嵩上げと櫛状ゴムの設置を行う。現行改札口の床・壁などの美装化も実施する。なお、残る中津駅も引き続きバリアフリー化の実現に向けて検討を進めるとのこと。(木下健児)