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ジャスティン・ビーバー、自殺を考えた過去を告白「孤独を感じているなら打ち明けて、痛みは避けられる」

2020年11月05日 11:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

心の病による苦悩を明かしたジャスティン・ビーバー
カナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバー(26)がYouTubeでドキュメンタリー動画を公開し、過去の心の病との闘いについて告白した。10代で世界的スターになったジャスティンは、有名であることのプレッシャーや周囲からの誹謗中傷が精神的苦痛となり、自殺を考えたことがあったと明かした。

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ジャスティン・ビーバーの公式YouTubeチャンネルが現地時間10月30日、ドキュメンタリー動画『Justin Bieber: Next Chapter | A Special Documentary Event』を公開した。およそ30分近くの動画の中で、ジャスティンは心の病に苦しみ、自殺を考えたことがあると告白した。

「本当に自殺したいと考えた時期が何度もあったんだ。“この痛みはずっと消えないのか?”ってね。痛みがずっと続いて、苦しみに耐えていたんだ。そして苦しむくらいなら、この痛みを感じない方がマシなんじゃないかってね。」

ジャスティンは13歳の時にYouTubeで公開した動画をきっかけにスカウトされ、レコード会社と契約。16歳でリリースしたデビューアルバムはチャートトップに輝き、一気に名声を得た。その後、数回の逮捕や薬物使用による暴言などが話題となり、近年はうつ病の経験を公に語っている。


ドキュメンタリーでジャスティンは、若い頃に名声を得る準備ができていなかったことを明かした。

「いったい何が起こるのか、分からなかったんだ。まさか僕が爆発的な人気を得ることになるなんて、思ってもいなかった。」

そして成功とともに世間の目に晒され、多くの誹謗中傷に遭ったことも認めている。

「意地悪な人達が沢山いたんだよ。全くの他人が『お前最低だな。女の子みたいだ』なんて言うんだ。そんなことは振り払って、気にしないように振舞っていたよ。だけどそれらが気になって、僕自身の行動や他人への接し方に影響が出たんだ。それで傷付いた人が人を傷つけるという悪循環が続くんだ。」

心の病による苦しみを知るジャスティンは、メンタルヘルスに悩む人に助けの手を差し伸べることを提案した。

「僕なら『ねえ、もし孤独を感じているなら打ち明けてよ。声に出してくれ』と言うよ。それで自由になれるんだ。僕もそうしていれば、痛みの多くを避けることができたかもしれない。」


ジャスティンは2018年に結婚したモデルのヘイリー・ボールドウィン(23)との結婚生活が、人生で最高の場所と感じていることも話した。

「今は最も充実していて、安定で安全だと感じている。最も自信があり、平和だよ。神の計画による、いるべき場所にいるんだ。」



画像2~4枚目は『Justin Bieber 2020年10月29日付Instagram「Tomorrow #JBNextChapter @youtube」、2020年10月16日付Instagram「#lonely @drewhouse」、2020年11月2日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)