アウディジャパンは2020年10月27日、アウディQ3シリーズの高性能モデル『アウディRS Q3』と、新たに追加された『アウディRS Q3スポーツバック』を発表した。同年12月8日より、全国のアウディ正規ディーラーで販売が開始される。
新型RS Q3は2020年7月にフルモデルチェンジした第2世代のコンパクトSUV、アウディQ3がベースとなっている。
新型アウディQ3は、ホイールベースが先代から75mm延長されたことで、室内空間やラゲッジルームが広がり、快適性が高まっている。また、フルデジタルの液晶パネルや最新世代のナビゲーションシステムも採用されている。
今回発表された、アウディRS Q3/RS Q3 スポーツバックは、Q3シリーズの頂点に位置する高性能モデル。
エンジンは、オールアルミ製の直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボを搭載。最高出力400ps、最大トルク480Nmを発揮する。
7速Sトロニックトランスミッションとともに組み合わされるquattroフルタイム四輪駆動システムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用。
前後アクスルにトルクを可変配分することにより、大パワーを確実に路面へ伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現している。
0-100km/h加速タイムは4.5秒。サスペンションはアウディQ3/Q3スポーツバックに比べて、車高を10mm低めたRSスポーツサスペンションが標準で装備される。
さらに、オプションで減衰力を電子制御するRSダンピングコントロールサスペンションも選択できる。
エクステリアは、ブラックのハニカムメッシュグリルを備えたシングルフレームグリルや大型エアインレットに加え、RSシリーズ専用の前後バンパーやリヤディフューザー、左右2本出しの楕円形テールパイプを採用。パワフルさを意識したデザインにまとまっている。
また、往年の Audi Sport quattroを彷彿とさせる前後のブリスターフェンダーや彫りの深いサイドラインにより、RSシリーズならではの力強さが表現されている。
足元は20インチの10スポークスターデザインアルミホイールが標準で装備。オプションで、21インチアルミホイールやカラードブレーキキャリパーレッド、セラミックブレーキ、RSスポーツエキゾーストシステムも選択できる。
インテリアもスポーティ度が高い設計。インストトゥルメントパネルには、オクタゴンのシングルフレームグリルをモチーフとしたデザインが施されている。
加えて、RSシリーズ専用モード付きのアウディバーチャルコックピットプラスやRSロゴ付きアルカンターラ/レザースポーツシートも装備し、スポーティさとプレミアム性を高めている。
さらにSスポーツシートを備え、ステアリングやシフトノブ、シートベルト、フロアマットなどにアクセントとなるステッチを配したRSデザインパッケージも用意される。
車両価格はアウディRS Q3が838万円、アウディRS Q3スポーツバックが863万円。