スーパーGT GT500クラスに参戦するTGR TEAM KeePer TOM'Sは11月2日、11月7~8日に開催されるスーパーGT第7戦もてぎ、11月28~29日に開催される第8戦富士で、KeePer TOM'S GR Supraのドライバーラインアップを変更し、ニック・キャシディに代わって山下健太を起用すると発表した。
TGR TEAM KeePer TOM'Sは、2017年から平川亮とキャシディのコンビで参戦。2017年にはGT500チャンピオンを獲得するなど、スーパーGTの最強コンビのひとつとして活躍しており、2020年も第1戦富士を制し、新規定初年度のウイナーに。第6戦鈴鹿までを終えて首位と1ポイント差のランキング2位につけていた。
そんなふたりがドライブしていたKeePer TOM'S GR Supraだが、第7戦もてぎから急遽キャシディがスーパーGTを欠場することになった。キャシディは2020-2021シーズンからフォーミュラEにヴァージン・レーシングから参戦することが決まっており、その参加準備のため、残り2戦の出場が困難になったためだという。
TGR TEAM KeePer TOM'Sは「チームとしては苦渋の決断ではありましたが、ニック選手の将来と世界選手権での活躍を鑑み参加の承諾をいたしました。残り2戦、シリーズチャンピオンを獲得するべく、キャシディ選手の元チームメイトの山下健太選手を起用し、平川亮選手とのコンビネーションで、チーム一丸となり全力で戦います」とした。