トップへ

「女性であることは不利」昇進意欲ある女性の6割が実感 "昇進したくない"女性は全年代で過半数に

2020年11月02日 12:50  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

リスクモンスターは10月30日、女性の働き方に関する調査結果を発表した。調査は8~9月にネット上で実施し、20~59歳の女性500人から回答を得た。

現在勤めている会社での昇進意欲について聞くと、女性の4人に3人は「昇進したくない」(74.8%)と考えていることが分かった。

女性が働きやすいと思う理由、トップ3は「雰囲気」「有休」「残業時間」


年代別にみると、全年代で「昇進したくない」が過半数を占める中、50代(84.8%)では全体平均を10ポイント上回った。一方、30代(67.2%)では7.6ポイント少なく、3割以上の人に昇進意欲があった。

また、職場において「女性であることを不利だと感じたことはない」(54.8%)と答えた人は「不利だと感じたことがある」(45.2%)と答えた人をやや上回った。だが、昇進意欲の有無別にみると、昇進意欲のある女性の6割が「不利だと感じたことがある」(59.5%)と答えており、回答率の大小が逆転した。

続いて、職場の働きやすさについて聞いたところ「現在勤めている会社は働きやすい」(70.8%)と答えた人が「働きにくい」(29.2%)と答えた人を大きく上回った。働きやすいと思う理由を聞くと、最多は「職場の雰囲気が良い」(58.2%)で、次いで「有給休暇を取りやすい」(43.2%)、「残業が少ない」(42.1%)などと続いた。

"働きやすいと思う理由"を年代別にみると、30~50代では「職場の雰囲気が良い」(57.1~62.0%)が最多だったのに対し、20代では「有給休暇を取りやすい」(56.3%)と答えた人が最も多かった。

このほか、20代では「福利厚生が整っている」(23.8%)、「通勤時間が短い」(22.5%)と答えた人もそれぞれ2割を超えており、「テレワークが導入されている」(17.5%)と答えた人は全年代中で最多だった。