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東急・JR東日本・伊豆急行、観光型MaaS「Izuko」Phase3は11/16から

2020年11月01日 19:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
東急、JR東日本、伊豆急行は、伊豆を中心としたエリアの公共交通機関や観光施設、観光体験をスマートフォンで検索・予約・決済できる観光型MaaS「Izuko」の実証実験Phase3を実施すると発表した。期間は2020年11月16日から2021年3月31日までとなる。

「Izuko」Phase3の交通商品は、新たに西伊豆エリア・静岡エリア・静岡空港までがサービスエリアに加わり、2日間有効のデジタルフリーパス(一定エリアの電車・バスが乗り放題)など、Phase2の6種類から大幅に拡充させ、全16種類を用意する。

下田エリアのAIオンデマンド乗合交通は、これまでの利用状況や宿泊者ニーズを踏まえ、駅・観光施設・宿泊施設間の移動の利便性をより強化すべく、宿泊施設や観光施設への停留所の設定を増加。新たに路線バスの乗り放題チケットもセットになったお得なプランも用意し、多様な下田エリアの魅力をスムーズに楽しめるようにする。

サービスエリア拡大に合わせ、拡充する観光商品のメニュー数は、Phase2の21種類の約6倍にあたる125種類に増え、そのうち35のメニューは、漁港で獲れたての金目鯛を好みの調理法を選んで食せる港町ならではの体験や、新鮮な魚介を使った手まり寿司作り体験など、オリジナル観光体験を地元事業者と連携して作り出し、質・量の両面で来訪目的の創出を推進する。

その他、事前購入機能の導入、登録時の認証方法や決済手段の拡充といった機能向上に加え、観光プランの組み立てにも役立つ観光情報の提供や検索機能の充実、周遊地を巡る際に最適な交通商品を提案する機能などを新設することにより、旅マエ・旅ナカ問わず「Izuko」を用いた便利な旅の実現をサポートする。

昨今の新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえ、駅や観光施設のリアルタイム混雑状況の表示によって密を回避しながら周遊できる機能を導入。働き方の多様化に伴うワーケーション・テレワークの需要増に対応し、東伊豆のワーケーション施設と連携した関係人口増にも取り組むなど、「Withコロナ」「Afterコロナ」時代にも伊豆半島の活性化に資するサービスとして社会実装をめざす。(木下健児)