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京阪ホールディングスやJR東日本など4者「奥京都MaaS」の実証実験

2020年11月01日 18:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
京阪ホールディングス、京都市、京都市観光協会、JR東日本の4者はこのほど、京都の洛北エリアを対象とした「奥京都MaaS」の実証実験を開始した。

「奥京都MaaS」は、大原・八瀬、鞍馬・貴船など洛北エリア内を周遊するモデルコースを観光客にわかりやすく提案するとともに、24時間・36時間乗降可能な叡山電車・京都バスの特典付き企画乗車券と飲食チケットを販売するウェブ型MaaS。新幹線などを使って京都駅に昼過ぎに到着する宿泊観光客にとって利便性の高い企画乗車券とすることで、洛北エリア内での朝観光・夜観光を促進する。

コロナ禍を踏まえ、京都市内の500mメッシュ単位の人口推計を確認できる機能を搭載した観光マップを採用。1時間ごとに直近1時間の人口推計データを表示することで、観光客が観光情報と京都市内各エリアの混雑状況を1つの地図でタイムリーに把握しながら旅行することができるようにした。その他、QRコードを活用した非接触のデジタルスタンプラリーも展開する。

「JR東日本アプリ」とも連携し、同アプリで京都の主要な駅名を検索した際、「奥京都MaaS」が告知されるようにしている。実証実験の期間中、叡山電車全編成にGPS端末を設置し、観光マップ上に各編成のリアルタイムな位置情報を提供する。実験期間は2021年1月31日までを予定している。(佐々木康弘)