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ヒョウとのスキンシップ体験でケージに入った男性、襲われ頭部を引き裂かれる(米)<動画あり>

2020年11月01日 12:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヒョウとのスキンシップサービスを提供していた男性(画像は『Mirror 2020年10月30日付「Man scalped by leopard after paying £100 for ‘full contact experience’ with big cat」』のスクリーンショット)
2万円でヒョウとスキンシップができる体験コースに申し込んだ男性が、ケージの中に入った途端ヒョウに襲われたというニュースが届いた。男性は頭部を引き裂かれ右耳が半分ちぎれてしまい、複数回にわたって手術が行われたという。男性が申し込んだのは、違法の体験サービスだったことを『Mirror』『The Independent』などが伝えている。

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米フロリダ州の自宅で絶滅危惧種に指定された動物の保護活動をしているマイケル・ポッジさん(Michael Poggi)は、飼育している黒ヒョウのお腹をなでたり一緒に写真を撮ったりするスキンシップサービスを150ポンド(約2万円)で提供していた。

このサービスに興味を持ったのが、今回被害に遭ってしまったドワイト・ターナーさん(Dwight Turne、50)だ。ヒョウとのスキンシップを楽しむため、8月31日にマイケルさんの自宅にいるヒョウのもとを訪れた。

そしてドワイトさんがスキンシップを取ろうとケージの中に入るや否や、突然ヒョウの様子が一変しドワイトさんに襲いかかったのだ。フロリダ州魚類野生生物保護委員会は「ヒョウの鋭い爪がドワイトさんの頭部を引き裂いたため頭皮が剥がれ、ドワイトさんの右耳は半分ちぎれていました」と明かしている。

ドワイトさんはすぐに病院に運ばれると、その後は複数回の手術が行われ緊急治療室で1週間過ごさなければならなかった。ドワイトさんの頭が包帯で何重にも巻かれている写真からは、ケガの深刻さがうかがえる。

マイケルさんはヒョウの飼育許可証を所有しており、飼育していること自体は問題がなかった。しかしヒョウのスキンシップをサービスとして提供することは違法であり、マイケルさん自身も違法であることを認識していたという。

ドワイトさんの弁護士は「今回のサービスは違法に行われていたため、ドワイトさんがヒョウとスキンシップを取る前に交わした契約は全て無効になります」と話している。

フロリダ州動物愛護協会のケイト・マクフォールさん(Kate MacFall)は「私達は今回のような防ぐことができたはずの事故を何度も見てきました。こういった事故はいつ起きてもおかしくありません。私達はこのような悲劇を防ぐために、こうした動物との接触を制限する法律の制定に尽力します」とコメントしている。



画像は『Mirror 2020年10月30日付「Man scalped by leopard after paying £100 for ‘full contact experience’ with big cat」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)