2020年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは4番手だった。
この週末唯一のフリープラクティスでガスリーは4番手タイムを記録(1分15秒633/ソフトタイヤ)。予選Q1では5番手(1分15秒183)、Q2では3番手(1分14秒681)、Q3では4番手(1分14秒502)のタイムをすべてソフトタイヤでマークした。
ガスリーにとって予選4番手はF1キャリアベストタイであり、アルファタウリ(元トロロッソ)にとってはホンダと提携して以降の予選最高位に当たる。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=4番手
今朝のプラクティスはすごく忙しかった。90分のなかでたくさんのことをこなさなければならなかったんだ。でも最初のラップからマシンにいい感触を持てたし、バランスもとてもよかった。決勝のタイヤデグラデーションの状況を予想するため、ロングランを何回か行った。セッション終盤のソフトタイヤでのランではパフォーマンスをさらに引き出すことができて、競争力はかなり高いと感じたので、ポジティブな気持ちで予選を迎えることができたよ。
このトラックは素晴らしいね。ここに来る前からそう思っていたけれど、予選モードで燃料が少ない状態で走ると、本当に最高だった。
予選では何周か強力なラップを走り、F1キャリアベストタイの4番手をつかむことができた。最高の結果だし、それをここイモラで達成できてうれしい。僕らはイタリアでは速いみたいだね!
でも一番重要なのは決勝だから、明日、しっかり仕事をこなす必要がある。2台のメルセデスと(レッドブル・ホンダの)マックス(・フェルスタッペン)のすぐ後ろという、かなりいい位置からのスタートになる。スタート後もこの位置を保ち、そこから戦っていきたい。タイムシートを見ると、かなり接戦だから、レースが楽しみだよ。
(予選後の会見で語り)僕にとって最高の一日だよ。自己ベストタイの4番手をここイモラで獲得できたのは、特別なことなんだ。今回アイルトン(・セナ)を思ってこのスペシャルヘルメットを用意した。子供のころからセナの大ファンで、彼は僕のアイドルのひとりだった。だからここイモラでこういう結果を出すことは僕にとってとても意味のあることだ。チームのためにも重要なことだよ。チームのファクトリーはここから15kmぐらいのところにあるんだ。
中団はかなり接戦だ。4番手から10番手までの差が0.3秒か0.4秒ぐらいだからね。だからこそ、スタート後もこの位置を絶対にキープしたい。(ルノーの)ダニエル(・リカルド)や(フェラーリの)シャルル(・ルクレール)をはじめ、彼らとは激しいバトルになるだろう。できるだけ多くのポイントを持ち帰りたい。