10月28日(水)、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、2021年シーズンもピエール・ガスリーを起用することを発表した。
フランス出身のガスリーは、2017年第15戦マレーシアGPでアルファタウリの前身であるトロロッソよりF1にデビュー。またこの年は、日本で全日本スーパーフォーミュラ選手権にも参戦しており、初参戦ながらドライバーズランキング2位という成績を残している。
チームがホンダのパワーユニットを使用し始めた2018年はトロロッソからフル参戦し、2019年にはレッドブルへ昇格した。サマーブレイク後の第13戦ベルギーGPからは事実上の降格という形で再びトロロッソでステアリングを握ることになったが、第20戦ブラジルGPでF1キャリア初の表彰台を獲得。新生アルファタウリとして迎えた2020年は、第8戦イタリアGPでF1初優勝を飾った。
アルファタウリでの続投が決まったガスリーは、チームのプレスリリースで「スクーデリア・アルファタウリとともにもう1シーズン(レースを)続けることになって本当に嬉しい」とコメントを発表した。
「今年は本当に上手くいっているし、チームの歴史上最も成功したシーズンを送っている。僕たちにはとても強力な関係性があるし、僕たちに起きるあらゆる機会をなんとかものにしている」
「そのなかでベストだったのが、イタリアGPだ。モンツァでF1初優勝を挙げたことは、僕にとって非常に特別な瞬間だったし、チームの歴史においてふたつ目の勝利をもたらすことができて言うことなしだ。僕はそれをとても誇りに思っている」
「チームをプッシュするために全力を尽くすつもりだ。来年のチャレンジや、最高のファッションブランドであり、レーシングチームであるアルファタウリと続けていくこと、そして将来もっと成功を収めるためにできる限りパフォーマンスを発揮していくことを楽しみにしている」
なお、ガスリーのチームメイトについてはまだ発表されていない。