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「新聞を読む」と回答した10代は3人に1人 読まない人からは「読むのが面倒くさい、読む時間がない」という声も

2020年10月26日 19:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本財団は10月23日、「読む・書く」をテーマにした18歳意識調査の結果を発表した。調査は9~10月にネット上で実施し、17~19歳の男女1000人から回答を得た。

「読書が好き」(59.7%)という人は6割、「嫌い」(27.5%)は3割だった。1か月に読む冊数については「1、2冊」(44.8%)が最多。次いで、多かったのは「全く読まない」(32.7%)という回答だった。

よく読む本のジャンルは「小説」「漫画」「ライトノベル」


本を読む理由を聞くと、最多は「本が好きだから」(70.3%)で7割を超えた。本が好きではない人が本を読む理由としては「内容に関心がある」(56.5%)だった。

本を月に一冊以上読む人に、よく読むジャンルを聞くと、最多は「小説」(62.6%)だった。以降は「漫画」(49.9%)、「ライトノベル」(26.0%)、「趣味全般の教本」(16.2%)、「人文・思想」(14.0%)などと続いた。

他方、媒体については「紙」(67.6%)がトップ。回答者からは「手に紙として持って読む方が、読んでいる気になる」「ページをめくる感じが好き」といった声が寄せられた。「電子書籍」(5.9%)のみはわずかだったものの、4人に1人は「どちらも活用している」(26.4%)と答えている。

コロナ禍での読書量は、7割が「変わらない」(69.1%)と回答。「増えた」(24.9%)という人はそれほど多くなかった。

新聞で読んでいるページは「一面」「総合面」など

「新聞を読む」(32.7%)という人は3人に1人。一日のうちに新聞を読む時間は、最多で「5分以上10分未満」(44.3%)だった。以降は「5分未満」(32.7%)で、10分未満という人が合わせて7割を超えた。

読んでいるページについては「一面」(54.4%)、「総合面」(24.2%)、「政治」(18.7%)、「テレビ欄」(17.4%)が上位を占めた。

新聞を読む人の理由は「世の中のことを幅広く知れる」(50.8%)、「時事問題に詳しくなれる」(29.4%)など。一方、読まない人からは「読むのが面倒くさい、読む時間がない」(47.8%)、「他の媒体で十分だから」(20.2%)といった声が寄せられた。

文章を書くことについては「好き」(29.4%)、「嫌い」(27.7%)が各3割弱、「どちらでもない」(42.9%)という人が最多だった。

投稿すること、書くことの中で特に好きなものを聞くと、最多は「短文をSNSに投稿」(24.0%)だった。以降は「写真を使ってSNSに投稿する」(14.8%)、「手紙を書く」(12.9%)、「論文・レポートを書く」(7.0%)などと続いた。