新型コロナウイルス感染拡大のためリモートワークを導入する企業も増え、地方移住に興味を持つ人が増えている。内閣府が今年6月に発表した調査によると、コロナ禍で地方移住への関心が高くなったと回答した人は全体で15%。
しかし、年代別でみると最も多かったのは20代では22.1%。また、東京圏だと27.7%、23区内だと35.4%にのぼる。「東京での生活がしんどい」と感じている人も多いのだろう。
青森に移住を決意する人も「ゴミゴミしていないし、コロナも蔓延していない」
東京暮らしについて、東京在住の20代男性(サービス系/年収250万円)は「お金や容姿、収入、職業でマウンティングを取る人が多すぎ」と綴る。そのため、
「実家は埼玉の田舎で、人情味溢れる人が多いです。なので埼玉や地方など自然豊かなところに移住したい」
とコメントしている。余裕がない都会人は些細なことで張り合ってしまう、ということなのだろうか。
前述の調査で、20代の次にコロナ禍で地方移住の意向を持つようになった人が多かった年代は30代(20.0%)。30代男性(メーカー系/年収900万円)は、東京暮らしについて「物価が高い、家賃が高い、道が混んでいる、人が多い」と挙げ、
「コロナのせいで行動が制限される」
とこぼす。そのため「仕事を辞めて青森に移住します。物価も家賃も安くてゴミゴミしていないし、コロナも蔓延していないので」と綴っている。
「お金がないと、なんの自由もない」
男性同様、東京都在住者からは家賃など住居費が高いことに不満を持つ人は多い。
「家賃が高い。特に家族持ちが住むような広さの家になると急激に高くなる。大阪なら東京並に商業施設や行楽地が整っていながら家賃相場が高くないため、もう少し余裕のある暮らしができそう」(30代男性/IT系/年収850万円)
30代男性(メーカー系/年収850万円)も「住宅の購入費用が高い」と不満をこぼす。共働きで子ども3人を育てており、妻の両親の近くに家を購入した。
「23区内の中でも高い地域なので狭い割に高いため貯蓄ができない。子どもの教育費も補助がなくなるギリギリのラインのためつらい」
男性は、「勤め先の横浜市なら同じ金額で2~3倍の広さの家が買えるので移住したい」という。
ほかにも、東京暮らしの辛さについて、
「お金がないと、なんの自由もない」(40代女性/サービス系/年収850万円)
「渋谷は心に余裕が無い人が多い。街中で100人にぶつかっても100人とも謝らないマナーの悪さ」(30代女性/IT・通信系/年収500万円)
といった声が寄せられている。
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