セント・ピーターズバーグで開催されているNTTインディカー・シリーズ最終戦。24日に行われた予選は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今シーズン5度目のポールポジションを獲得した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は、Q1で敗退し予選13番手から2020年のラストレースに挑む。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕戦から最終戦へと変更されたセント・ピーターズバーグ戦。チャンピオン争いは、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)とジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)のふたりに絞られた。
午前中のプラクティス走行では、コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー)がトップタイムを記録。レイホール・レターマン・ラニガンとの契約延長を発表した佐藤琢磨も4番手と好発進をみせる。
ノックアウト方式で争うセント・ピーターズバーグの予選。グループ1はチャンピオンを争うディクソンとニューガーデン、そして琢磨が走行する。
トップタイムはジェームズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。ニューガーデン、ディクソンも3、4番手でQ2へ。琢磨は7番手とQ1敗退となってしまう。
グループ2は、ハータがトップ。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを争うリナス・ヴィーケイが2番手に。
12台で争うQ2は、パワーがトップ通過。ハータ、パトリシオ・オワード(アロウ・マクラーレンSP)、そしてジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク・レーシング)と今シーズン活躍する若手ドライバーが続く。
ニューガーデンは8番手、ディクソンは11番手に留まりQ2敗退となる。
6台でポールポジションを争うファイアストン・ファスト・シックス。セント・ピーターズバーグでは、11戦中8回のポールポジションを獲得しているスピードスター、パワーが躍動。
1分1秒0369でトップを奪い、セント・ピーターズバーグで9度目のポールポジションを獲得し、通算ポール獲得数は62回となった。
ニューガーデンに32ポイント差で決勝レースに挑むディクソン。どちらに勝利の女神がほほ笑みチャンピオンを獲得するのか? 決勝レースは、日本時間26日3時20分にスタートを迎える。